夏空と秋晴れの境目 2018.08.19 11:34 1週間くらい落ち着かない空模様で大雨の日すらあった最近の知床ですが、今日は朝からよく晴れてくれて、温かな空気に森が包まれていました。木漏れ日に輝く草木はやや瑞々しさがなくなってきましたが、鮮やかに、知床五湖の湖面や(先日の雨の影響で)轟々と流れる川の水面もキラキラと、穏やかな空の下にそびえる知床連山が映りこんで、それも本当に綺麗です。 双眼鏡やフィールドスコープで覗く羅臼岳の登山道、人の姿はなかったですが、今月初めなら肉眼でも確認できた大沢の雪も融けて消えようとしていました。そういえば...8月17日の朝方に大雪山系の黒岳では初雪が確認されたというのになんだか不思議な感覚になる様子でもありますね。ただ、北国の秋はすぐそこ。 荒れた天気の後には普段はあまり観察しない野鳥を見かけることがあります。昨日、今日の知床五湖ではカイツブリ(26cm)より小さく白い野鳥が2羽でその湖面にプカプカと浮かんでいる姿がありました。何者だろう?と...昨日は遠くて双眼鏡でもよくわからなかったのですが、今日は幸運にも近い、どうも幼鳥か冬羽に換羽中のアカエリヒレアシシギであったように思います。仲良く2羽で並びながら...すーーーっい、すーーーっいと動いていく様子、幼鳥であれば兄弟なのか、時期的に番いということがあるのかどうか。。。4~5月と8~9月の渡りの時期に観察することがあるという旅鳥ですが、知床五湖には先日の大雨のこともあって立ち寄ったのかもしれないですね。おそらく、この数日だけ過ごして、また渡っていくのかもしれないです。***** 自然ガイド 知床ころぽっくる *****知床五湖・フレペの滝・原生林のトレッキング、自然観察、冬はスノーシューでの自然体験ツアーをしています!その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さいませ。つよし