【深川②】深川三角町
2018.08.20 12:19
町名:深川三角町
読み方:ふかがわさんかくちょう Fukagawa-Sankakuchō
区分:町丁
起立:1868(明治元)年
廃止:1869(明治2)年
冠称:「深川」
後身:深川亀住町
現町名:江東区深川一丁目5番西
概要:前身は深川三角屋敷。元木場町21ヶ町の1つ。1701(元禄14)年、本所上水の請負人・吉右衛門の拝借屋敷となり、その地形が鱗の形なので「深川三角屋敷」と呼ばれたと伝える(備考)。1713(正徳3)年、町奉行支配となる。享保期(1716~1736年)に上地となったが、町屋敷は1797(寛政9)年に氷川明神別当大乗院へ引き渡された。町内河岸通りに霊験稲荷があった(備考)。また、四代目鶴屋南北の『東海道四谷怪談」の第4幕の舞台にもなった。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。その際に「深川三角町」と改称。1869(明治2)年、深川万年町三丁目と深川平野町と合併し、深川亀住町を起立し消滅。現行の江東区深川一丁目5番の東側を除く(『大江戸今昔めぐり』では東部は深川平野町となっている)。
撮影場所:深川三角町