虹を見た、告げる人なく

2018.08.21 14:10

黒南風が重くカラダにまとわりつく、ユーウツな朝。

正確には、黒南風は梅雨どきの季語なので、台風がもたらした高温湿潤な南風ということになるのだが、気分的には梅雨どきのユーウツ感だ。

どうでもいいネタだが、野生化したカボチャが、土手下の法面に咲き乱れていた。たぶん、実がなっても、誰にも気に留められることなく、朽ちていくのだろう。あるいは、カラスが突っつくのだろうか?

午前中は、母の通院の付き添いで、今日は2つの診療所を受診した。


珍しく、母が冷えたうどんが食べたいと主張したので、昼はぶっかけうどんを作った。

豚しゃぶと湯通ししたオクラ、おろし大根でさっぱりと。

美味しかった。

例によって、山形・尾花沢のスイカ。

皮の近くまで甘味があるのが、素晴らしい。

仕事帰りに、不思議な景色を見た。

青空に浮かぶ、太っちょの月。

そして、上下の雲に架けた虹の梯子。


渋滞の車中から、よく構えずに撮ったので、あまりキレイじゃない。

しかし、仕事帰りのウンザリするような長い渋滞のさなか、家路を急いでみんなが前ばかり見ているときに、こっそり小さな虹を見つけた自分を、ちょっと褒めてやりたい気分だった。


シアワセとは、こんなささやかなモノだ。