動画公開:光と緑を感じて暮らす東京郊外の小さい家
動画を更新しました。東京郊外に建つ、延床面積約25坪(85.52㎡)の木造2階建て。設計は若原アトリエの若原一貴さんです。2年ほど前に内覧会にうかがい、とても素晴らしかったので、その場にいらした住まい手さんに動画の活動のお話をしたところ、「見たことがあります」とおっしゃったので感激でした。植栽が落ち着いてくる時期を見計らい、今年の春、満を持して撮影させていただきました。
高さを抑えた切妻屋根の慎ましいファサードは緑に縁取られ、わが家のぬくもりを感じさせます。どんな家族が住んでいるんだろうなあ……と想像を掻き立てられるような人懐こいファサードです。
大きくはない敷地ですが、建物際とアプローチに沿ってていねいに植栽されていて、とても心が和みます。これがあるとないとでは、かなり印象が違ってはず。緑の影響力の大きさを感じました。
建物横の小路をたどって玄関に入ると、居室までモルタルの土間が連続。夫妻はこのフリースペースを書斎として使用しています。
更に奥へ進むと吹抜けが開放的なリビング・ダイニング。必要十分に絞り込まれた開口部が緑と光を導き入れ、コテ跡を残した漆喰(しっくい)仕上げの壁・天井は、奥行きのある表情を刻々と変化させます。
夫妻はキャンバスに絵を描くように設えをし、自分らしい色付けを楽しんでいます
冷暖房は、室内の数カ所に設置された樹脂製パネルに水を循環させておこなう輻射熱冷暖房「クール暖」を採用。風の出ない冷暖房は体への負担が少なく快適です。
漆喰壁をなでるような繊細な光を捉えたオープニングの動画(00:02〜00:18)は、住まい手ご自身が撮影したものをご提供いただきました。日々新たな発見をしながら、暮らしを存分に楽しんでいらっしゃることが伝わってきます。ありがとうございました!
若原アトリエのHP、FBもご覧ください。