「自分の少し先の未来を想像しておくこと」の大切さ
2023.09.12 15:05
「今日図形やると思ってたから定規持ってきました」
それを聞いた私は「素晴らしい!」と彼をめっちゃ褒めました。
その子の授業は今日から新しい単元に入るという状況でした。新しい単元の途中では定規を使う箇所があるんですね。ただ今回の授業の進度によっては使わないかもしれないので、「定規持っておいで」とは言わず、実際使う場合は教室にある定規を貸そうかと思っていたのです。そんな際の上記の一言でした。
これって、彼が自分で「少し先」を想像したからこそ生まれた状況ですよね。この少し先を想像して準備する力ってものすごく大切だと思います。
古くは、我々ホモサピエンスが他の人類との生き残り戦争を勝ち残ったのも、この力のおかげだといわれています。我々は「もしあの丘の向こうから敵が攻めてきたらどうする?」という想像で準備ができたんですね。だから、他の種族に勝てた。
古代でも活用されていた力ですから、これは使わない手はありません。現代に生きる我々にとっても有効な力です。
自分の少し先の未来を想像して、準備をしておく。
逆を言えば、それにはいろいろ情報が必要ですから、普段から情報を集められているかどうかの確認にもなりますね。さぁ、試しに、今日が、明日がどんな1日になりそうか、何が必要になりそうか、少し考えてみましょう。
もちろん、出たとこ勝負の強さ、アドリブ力みたいなものも大切です。ただそれに加えて、先を見ることが出来ていれば、人生もっと楽になるのではないでしょうか。
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