少女好きによる、少女映画中毒 『セーラー服と機関銃』
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こんにちは、イチカワです
2回目のコラムですね
他のメンバーのコラムと比べて
私ってダラダラオチのない話をする女みたいなコラム書くなって思いました。聞いてる人が話の1割程度しか結果覚えてないあれです。
この間、ブリッジで考え事をしてたら
母親に目撃されて
「まだ、そんな高度な技できたんだ。」と感心されました。
母よ、そこじゃない。
大学四年の娘のあるべき姿を少しは教え諭して欲しい。
小さい頃から急なキャパオーバーに陥ると
逆立ちとかブリッジをして、顔色が変わるまでボーッとして
元に戻って
何やってるんだっけ?ってよくなっていました。🧠
そんなまさか私と同じことをする女の子が出てくる映画を見たときの衝撃は忘れません。
セーラー服にブリッジ姿ドアップ
女の子には堪え難い姿で最初に登場する印象的な少女
日本の少女映画といえば制服
制服といえばセーラー服
セーラー服といえば機関銃
そうです、今回は
『セーラー服と機関銃』です
監督*相米慎二
出演*薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦
1981年に公開されたこの作品は赤川次郎さんの同名小説が原作になっていて、
赤川次郎さんは薬師丸ひろ子さんを想定してもともと執筆されたそうなんです。
創作意欲湧く少女って、ファンタジー🧚♀️
監督の相米慎二さんは1985年に『台風クラブ』で
第一回東京国際映画祭のグランプリを受賞されている方なんです
゚+..。*゚+映画もヒット、主演女優もヒット、主題歌もヒット ゚+..。*゚+
“セーラー服といえば機関銃”
世代を超えて日本の方程式であります
最近だと橋本環奈さんでも映画化されて
その前には原田知世さん長澤まさみさんでもドラマ化された
名女優の登竜門的作品でもあります
夏の夜中にバイクの後ろに乗せたとき、背中のシャツを掴まれるか後ろからソフトに腕を回してくるか考えてドキドキしてたのに、予想外に無意識にギュッとハグしてきて不意の密着感に自分だけドキってする女の子世界大会歴代日本代表選手たちです
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*ここからネタバレ含みます
これが私の思う魅力的な少女の条件その1です。
この映画の主人公星泉ちゃんはJKなんですけど、不意打ちの行動が多いんです
見ててすごいそこに目がいっちゃう👁
⚫︎あらすじ⚫︎
父親を事故で亡くし天涯孤独になった高校生の星泉(薬師丸ひろ子)。
しかし父親の死とともに今まで知らなかった父親の関係者たちが泉と接触するようになり、実は父親は弱小貧乏暴力団・目高組の組長の唯一の血縁者だったことを知る。血縁者に組長を継いでほしいとの目高組の願い出から残された泉は4代目組長となることになる。程なくして父親は麻薬の運び人で何者かに殺害されたことを知り、4人の子分と共に父親の残した行方が分からない麻薬を追う暴力団との抗争に巻き込まれていく。
つまり普通のJKが急に大人のディープな世界に入ることになる
そのことによって、星泉の持つ少女性が大人の世界でどれほど異質であるかが際立って見られるんです
ということで魅力的な少女に欠かせない予想外行動集を紹介して行きます
____予想外少女泉1____
最初に泉ちゃんが登場するシーン
セーラー服・ショートカット少女がブリッジして「カスバの女」歌ってるんです
わかりますか?
すっごく色っぽいんです
ブリッジしてるから少し息苦しそうなのもより、ね
そして結ばれない恋のやりきれない気持ちを歌っちゃう💔
ここは地の果てアルジェリア
どうせカスバの夜に咲く
酒場の女のうす情け
ってね
17歳ですよ?こんなん冒頭シーンで歌われちゃって
早熟なJKなんだろうって思って始まったら
大人の女性に不慣れな感じでモジモジしてたり、誰にでも無邪気に話す純粋さとか、男の人をまだ意識してないの?ってくらい距離近いとか、、、、、
いやっギャップ!!!!!!って
普段の子供みたいな無邪気さの中に
ちらっと見せる大人っぽい表情
きっと自分じゃ気づいてないんだろうなって感じの
そうゆうギャップってドキっとしますよね。
____予想外少女泉2____
ヤクザの組長になりたくなくて
もちろんわたしは高校生で女の子です、環境が違いすぎます
って断って、自分とは常識の違う世界に直面してること自覚してるのに
ヤクザの組長になってくれなきゃ
他の組に殴り込んで目高組は散ってやる
なんて脅される泉ちゃん
いや、それは取引としてメンヘラすぎない?
って思ったんですけど
泉ちゃん、じゃわたし組長になるからいかないでって
え?
初対面のおじさんたちに模範的道徳光線をあびせつける
擦れてないってこうゆうことだよね☂️
ヤクザの世界で生きてきたおじさんたちに
この純粋さは、清純取締法違反だよ。
未成年だから友達にお酒飲ませないでとか
ショーパン履いて他の組に文句つけに言ったりとか
たまんないです。
突如ピュア。
____予想外少女泉3____
他の組の人に連れ去られた車内のでのシーン
すごくポカポカ殴って反抗したり
と思ったらウルウル泣き出して
で泣き疲れて寝ちゃったり
普段ボーイッシュなぶん
もうぶるっぶるに震える瞳が🐶🐰
うさぎか?子犬なのか?んあああ?
って
表情豊かでコロコロ変化するし、ウロウロしてるのが
ヤクザの組長やるって言っても17歳の少女ってところを感じさせます
でそのあとは急に殴り込みに行くような逞しさ発揮したりして
掴めないほど目まぐるしくテンションが変化し続けるんです。
目が離せない。
◇◇ 永遠の少女を夢見る国日本◇◇
結局最終シーンで、赤いヒールと赤いリップをつけた泉ちゃん👠
この経験で大人になっちゃったの?って思わせといての
「わたくし、愚かな女になりそうです。(マル)」
ってまだ“女”にはなってない前提のセリフで無邪気さを見せて安心させてくれる
これぞまだメディアの監視が少ない昭和の芸能界だからこそできる
永遠の少女・永遠のアイドルとして売り出して行く形なのかな
いつまでも少女性が魅力で
綺麗な人やセクシーな人より可愛いげのある人がモテる
そんな日本の少女に求められる姿を感じます。
成長することの罪悪感を感じるのって少女特有ですよね
大人になって世界が広がるのって悪いことじゃないのに
それを擦れるって表現するから、なんだかいけないことをしてる気がしちゃう。
この映画の泉ちゃんは永遠の少女の象徴・憧れの対象として作り上げられた完璧少女な気がしました。
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とにかく長回しが多くて、本当に泉ちゃんを見つめてる気分になるんです
後ろ姿とか、ビルの上からとか少し離れた視点が多い。
星泉の魅力リアル観察ですよ
前回のエコールと違って男性目線に作られた少女映画『セーラー服と機関銃』
女性目線に見られる少女像とはまた違って
いわゆるストレート魅力爆発でズッキュンズッキュンな少女泉ちゃん♡
実際に泉ちゃんの周りには取り巻きBoysが3人もいますし、
そのピュアとセクシーのバランス感、勉強になります。
この作品は少女がヤクザの世界で様々人と出会い、大人の世界や性との出会いに戸惑う
奇想天外な設定ながら
誰もがなんだか共感して懐かしいような気持ちになれる少女映画だと思います。
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