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Fashion source: Daily Journal

映画『アステロイド・シティ』モノクロシーンの意味。

2023.09.08 11:42

 先週日本でも公開されたウエスアンダーソン監督の『アステロイド・シティ』の感想について、ウエス・アンダーソン監督の大ファンである英会話の先生と語りました。彼曰く、ウエス・アンダーソン監督の最高傑作だということです。公開1週間で、既に2回劇場に足を運んでいました!

 まず、私の印象的だったシーンをシェアしました。面白いもので、私は日本語字幕のほうを追っているので、印象に残ったセリフは日本語字幕か、そのシーンの印象で覚えているので、英会話の先生にいちいち英語を直されるんですよね。でもちゃんと内容は合っていたようだからいいんですけど、ちょっとダサいですね。(笑)

 そして、英会話の先生の独特な解釈を教えてもらいました。でもそれは独特というよりか、きっとそうに違いない!とジワジワと理解できるものでありました。

 映画は、映画の中にTV番組があり、その舞台裏がありという、箱の中の箱みたいな、そう言えば、『ソフィーの世界』も、本の中に本がありましたね。まあ、そんなつくりになっているのですが、この映画では、箱の違いが「モノクロ」か「カラー」かで区別されていました。設定が1955年のアメリカなので、モノクロのテレビということで、白黒なのかとばかり思っていたところ、英会話の先生の見立てとしては、「モノクロのところは、主人公の潜在意識なんだ」というではないですか!

 なぜならば、モノクロのシーンで演出家と話しているシーンがあり、そのシーンが終わったあと、カラーになって、主人公がすっきりした表情で目覚めたからというのです。モノクロ=潜在意識と分かってみると、内容が入ってきやすくなるとのことでした。

 ということで、もう一回、映画館へ行ってみようかなと思います。