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クラゲのぬいぐるみと私の旅

箱根本箱に泊まる

2018.08.22 16:53

8月にオープンしたブックホテル、箱根本箱に泊まった。

1万冊以上の本に囲まれ、館内の本は部屋に持ち帰って読むことができるし、買うこともできる。

フロントに入ると吹き抜けになっており、箱根の緑と巨大な書架に包まれる。

館内に流れるKing of Convenienceがとても心地いい。


こちらはウェルカムドリンクとスイーツ。

レモンのパウンドケーキを頂きながら、お部屋への案内を待つ。

こちらがお部屋。

外には露天風呂、そして中にはふっかふかの広いベッドに、石田衣良が選んだ本箱。

冷蔵庫にはフレッシュベジタブルジュースにお水が入っており、センスの良いモダンなお盆の上にはハーブティとお菓子も添えられていた。

とても居心地がいい…。

館内にはシアタールームも。

季節に合わせたショートムービーが流れている。

ルーム内にはお茶やナッツ、ドライフルーツが用意されていて、自由に食べて良い。

さっぱりして美味しいレモンジンジャーのハーブティに、ドライバナナをつまみながら映画を観た。

吹き抜けの本棚の中にはこんな風な小さな読書スペースが隠されており、その小さなスペースにも隠し本棚が用意されている。

それを発見して読むのも楽しい。


自分だけの秘密基地みたいだ。

これは本棚の中の階段をよじ登った上にある、ロフトのようなスペースから撮った写真。

ここでゴロンと横になって読むのは楽しかった。

大浴場の更衣室。

もともと部屋数が少ないのでこじんまりとしているが、開放感がすばらしい。

館内のいたるところに本棚があって、大浴場の手前にもこんなスペースがあった。

お風呂上がりにちょっとお水をいっぱい、と思って腰かけたら山崎ナオコーラおすすめの本にはまってしまい、気づけば1時間も経っている。

夕食はオープンキッチンで。

キッチンにも本棚があり、ずっと読みたかった「森のノート」を発見。

ワインを片手に本を読みながらゆっくりと頂くローカルガストロノミーの料理は至福の時だ。


おなかの調子が良くなかったので、体に優しいメニューだけなのも嬉しかった。

食後はレストランのスタッフさんに、館内で一番高額だと言う10万5千円(!)の本も読ませてもらった。

お部屋に戻り、ハーブティを飲みながら読書。

眠くなったら露天風呂に入ったり、座るソファを変えてみたり。

寝るのが勿体なくて、3時まで本を読んでいた。

翌朝の朝食。

朝食もおなかに優しく少なめで嬉しい。

フレッシュサラダに自家製のハム、それにキッシュ。

あっという間にチェックアウトの時間。

名残惜しくて、部屋から出るときに窓から見える緑を撮った。

お土産はもちろん本。

「ある小さな雀の記録」と絵本「ベルベッドのうさぎ」を買って帰った。

どちらも名作だ。


帰りは館内で流れていたKing of Convenienceを聴いて余韻に浸りつつ、お土産に買った本を読みながら箱根登山鉄道を下っていった。


すばらしい休暇だった。

ちょっと遠かったけど、同じ神奈川にこんなステキな空間があることが嬉しい。


今度は本が大好きな誰かといっしょに来てみよう。