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1-7. 「あるもの」に着目する

2018.08.31 06:18

レッスン7: 場に「よさよさ」が起きるために必要なこと③ー「よさ・あるものに着目する」

(2018/8/26 よさカードマスター講座 第10期にて)


「よさよさ」に含まれる、

「安心感」「深い対話」「受けとめ合うこと」がそこに起こるために(もしくはそこに起こすために)、必要なこと。

 

ここまで、「受けとめてもらえる感」「自由さ」について書いた。

もう一つ、キーとなるのが、「何に着目するのか」ということだ。


安心して話せる、受けとめ合う、ということが起こりやすいのは、


「ないもの」

「足りないこと」

「できないこと」

ではなく、


「よさ」

「あるもの」

に着目しているときだ。




人は無意識に「欠けている」ところに目がいくものらしい。

・あれもこれも足りていない

・ここがまだまだ不十分だ

・この苦手をどう克服すべきか?

ということを、いつの間にか考えていることって多いのではないだろうか。

世の中の会議の多くも、不足や課題をどうするのかを扱っている。



良さcafeで出会うのは、たとえばこんな問いだ。

・最近うまくいっていることは何ですか?

・あなたが持っている宝物は何ですか?


無防備でいたら「欠けている」を見がちな状態から、「ある」「足りている」を意識してみるのだ。


もちろん、

「自分にはこれが足りないな」

「これが不得意だからできるようになりたい」

と思ってはいけない、ということではない。


その、足りないところも、不得意なところも、その人に「ある」、「よさ」なのだ、という感覚で見ることができたらいいなと思う。


それには、(無意識のなせる技で)不足や苦手や課題ばかりを見るのでなく、足りていることや得意や「ある」も平等にキャッチすることから。


まるっと「あるもの」を受けとめることが、場の「安心感」や「受けとめ合うこと」と連動していく。