スター・ウォーズエピソードⅢ・シスの復讐
スター・ウォーズエピソードⅢ・シスの復讐
Star Wars Episode Ⅲ Revenge of the Sith
2005年7月19日 日劇PLEXにて
(2005年:アメリカ:141分:監督 ジョージ・ルーカス)
今、23歳の人とこの映画の話になって、その人は、テレビやDVDでスター・ウォーズを観たそうで、「最初の方はすっごく古いですよねぇ」っ言われて、う~ん、そうだなぁ、エピソード4が公開されたの28年前でまだ生まれてもいなかった頃だから古いって感想は当たり前か、と思う反面、そんなことでは真のSWファンじゃないな!と内心思ってしまったのです。実際、その人はSWファンではないのだけれども・・・
28年かけてやっと完結したこのサーガ。この3は当然、一番最初の4につながる訳で、そのつなぎ方の細かい気配りには感心しました。
しかし、この映像技術の差というのはどうにもこうにもならないのです。
ジョージ・ルーカスはインタビューで、4,5,6の時は、もっともっと高度な技術で撮影したかった不満があって1,2,3で、その希望がかなったと言っています。
私はやはりエピソード4の単純な面白さ、フォースの曖昧さなんかがとても好きで、映画好きになった最初の一歩という大切な映画であるのですが、「古い」って事になってしまうのかなぁ。古いって悪いことだけではないのですが。
1,2,3は映像技術は素晴らしく進歩しているのですが、話としては、だんだん宇宙=アメリカみたいな描き方になってしまって、それは観ている私がどんどん年をとって価値観とか、考え方、見方が変わってきたという事なんですけれども、4~6ほどキャラクターに思い入れがないというのは正直あります。
ロボット達、チューバッカ、ヨーダ、ジャバといった人間年齢とは関係ないキャラクターは嬉しかったのですが・・・
しかしこうやってつながっていく後半部分なんてやはり感慨深いものがありました。
ある意味、自分が映画を観てきたこの何十年かの節目の映画であることは確かです。
我ながら驚いてしまったことは、「これからスター・ウォーズを観るんだ・・」という気持ちで映画が始まると最初のクレジットの前の20世紀フォックスの映像で、もう28年前わくわくしながら映画館に通ったあの時の気持ちが、ふとよみがえってきたことです。
若い時、感受性の強い年代の記憶っていうのは後々まで残るものだなぁ~・・・・と映画の内容に全然触れないですみません。