8月24日 風強っ!!
陰陽師ってご存知ですよね?
映画にもなったあれです。
有名な人物としては安倍晴明ですね。
映画の影響とかもあってか、陰陽師というと
霊能力を使って悪霊退治とかそんなイメージですよね?
では、現在も陰陽師って存在するの知ってました?
陰陽師のルーツは奈良時代から平安時代にさかのぼります。
律令国家が出来る過程で『陰陽寮』という役所が出来まして、
そこに勤める役人がいわゆる陰陽師です。
今でいう国家公務員です。
陰陽寮には2つの役目がありました。
一つは天文学や建設術、算術や占星術などの研究機関です。
そしてもう一つが超能力者を育成する機関でした。
私たちのイメージは二つ目が強いと思いますが、
歴史に残っているのは一つ目の機関の事が殆どですって。
ちなみにこの陰陽寮は明治2年までありました。
後者の陰陽術で一番重要なのは結界だそうです。
今でもこの結界の文化は残っています。
ご飯を食べるとき『いただきます』って言いますよね?
このいただきますという言葉は誰に対して言っているのでしょう?
作った人?食べる材料全般?
いえ、これは神様に対しての言葉なのです。
和食を想像してみて下さい。
目の前に小鉢が並び、手前に箸が横向きに置いてありますね。
この箸が結界の境目だそうです。
食事は神様から与えられた贈り物という考えから、
箸を境目にこちら側とあちら側で神様との領域が分けられているらしいです。
そして、その結界を解除し、食べるからいただきますと言うそうです。
長くなりすぎるから今日はこの位にして。。
それにしても日本って不思議な国ですね。
今日は台風の影響で風が強いですが、気を付けて来てください。
ちなみに東京の手前で台風の勢力が弱まったりするのも
明治時代に陰陽師に張られた結界のおかげらしいです。
感謝感謝。
国家公務員です。