Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

スーパースター

2018.08.24 11:05

最近ずっと、引退したコービー・ブライアントのプレー集を見ている。


中高の部活現役時代、NBAにさほど興味はなく、あまり追いかけていなかった。


追っかけても真似できないのが、当時はリアルじゃなかったからだと思う。


高校の頃はちょうどドウェイン・ウェイドが登場して特集が組まれていた頃だった。


コービー・ブライアントといえば、ウェイドよりもレブロン・ジェームスよりも前の時代のスターである。


そういう大スターは、いつまでもプレーし続けてくれると思ってしまうが、当然引退というものはある。


解散してしまってから聴き込むバンドがあるみたいに、コービーのプレーを見て、ああなんでもっと早く知っておかなかったんだろう、と少し後悔している。


特定の人を好きになることが少ない。


それは音楽でも、スポーツ選手でも、なんでもそうだけど。


最近になってようやく、好きになる動向がわかった。


例えば音楽なら、だらだらとそのバンドだけ聴く日々が続く。


そのうち、ふんふんこの人こんなことしてんな、と分析のようなものが始まる。


そして、あーあのバンド聴きたいな、とふと思う機会が増えていく。


そうやって、だらだらと、ゆっくりと何かを好きになっていく。


高校のころELLEGARDENを聴いた時もそうだったし、今で言うとDelta Sleepがそれに当たる。


コービーの話に戻ると、僕は今まで好きなバスケットボールプレーヤーがいなかった。

NBAにはたくさんの素晴らしいプレーヤーがいるにもかかわらず。


今はもう、コービー・ブライアントのプレーが好きでしょうがない。


そのコービーはと言うと、マイケル・ジョーダンと対決したり、ジョーダンのプレーを真似したりしている。


歴史はそうやって受け継がれていく。


あんまり歴史には興味がない方で、勉強もさしてしてこなかったが、点と点が繋がった時は面白さを感じるようになった。


例えば好きなバンドがいて、そのバンドがどういう音楽に影響を受けたのかを知りたい、と思うこともあまりない。


それよりも、その影響を受けた音楽を聴いて、あああの人のこういうところと同じだな、という点と点を結ぶ行程のほうが好きだ。


そうやって少しずつ、グループを作っている。


そんなことを、最近は考えている。