ヨツアナカシパンモドキ

ヨツアナカシパンモドキ　Peronella rubra Döderlein, 1885　　　　　　

分布： 陸奥湾、相模湾、瀬戸内海、ジャワ近海　 水深 5～60m

殻は中形の円盤状。 輪郭は円～やや前後に長い円形。

全体にやや厚みがあり、上面はほとんど平坦で中央方向にやや高まる。

下面は平たく、全体が僅かに凹面。

生殖孔はふつう４個だが、稀に５個となるものもある。

花紋弁の長さは殻径の1/2強で、先端は僅かに開く。

囲肛部は周口部と殻縁の中間近くに位置し、輪郭はほぼ円形。

体色は全体に暗赤褐色、裸殻は白色。

ヨツアナカシパン との違い、見分けるポイントは肛門の位置と花紋。

肛門が周口部に近く、花紋の先端が開くのが ヨツアナカシパンモドキ。