白露
2023.09.14 15:00
二十四節気では「白露(はくろ)」を迎え、文字どおり草が朝露に濡れるようになりました。
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先日、山の畑へ栗拾いに行ってきました。
栗といえば、栗きんとんにモンブラン・・・秋のスイーツのイメージなので、秋たけなわのイメージですが、まだ残暑厳しい頃にもう穫れます。行く前は「ちょっと面倒くさいな」と思っていても、栗が落ちているのを目にすると、俄然やる気が出るのが不思議です。
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ほくほくとした食感が魅力の栗。薬膳的には「甘味」に属し、身体を温めるとされ、冬に向けての滋養強壮によい食材です。
また、植物療法の一つであるフラワーレメディでは、西洋栗の花は「スウィートチェストナット」のエッセンスとして、八方ふさがりに感じる時や希望を見いだせない時に使われます。
「木」として見てみると、栗の木は大きく堂々としたエネルギーにあふれ、働き者だなあと常々思います。初夏ひも状の花をたなびかせ(独特の匂い)、まだ暑い頃にトゲトゲのいがを作り、固い鬼皮の実を作ります。9月に入るといがをポトポトと落とし、晩秋には大きな葉をすべて落として振り出しに戻ります。どの植物も一年中活動していますが、あんなに頑丈なイガを作り、全てをどっさりと豪快に落とす栗には、特に「お疲れさま!」と思ってしまいます。
ともあれ、秋の味覚の栗。栗ご飯にゆで栗・・・どう食べようかと思案するのも楽しいものです。旬のものを摂り、秋も健やかに過ごしたいですね。