死後の世界
私たちが死んだ後に訪れる世界は″天国″でも″地獄″でもありません。
神話に描かれた死後の世界ではなく、本当の死後の世界を順序立てて説明していきます。
——これを知れば死の恐怖はなくなります。
①【幽現界】
まず最初は、″幽現界″という現世と背中合わせの所にある世界へ行きます。
そこには″四十九日″滞在することになる。
この間に自分の葬式、お通夜を見て死を受け入れます。
現世とお別れを告げる大切な時。
霊的世界を信じていない者、現世に未練や執着心をもっている者、現世にいる誰かに怨みを抱いている者、これらの人たちは四十九日を経過しても幽現界を彷徨い続けます。
怪談話に登場する霊たちなど、人間が現世で目撃する幽霊やお化けというのは実は幽現界にいる未浄化霊なのです。
このようにならないためにも、生きている時から死後の世界やスピリチュアリズムの勉強をして理解を深めることが重要。
⇒その結果、幽現界をフラフラすることなく次のステージへ行けるのですから。
②【幽界】
死を理解した魂が次に訪れるのは、″幽界″という世界。
ここは無数の階層に分かれた″ザ・死後の世界″です。
最下層部は暗くてどんよりしており、現世でよく言われる地獄。
最上層部は明るい光に満ちた気持ちのいい世界です。
どの階層に行くかは、死んだときの魂の波長にあった階へ行きます。
生きていたときの心の状態と同じ所へ平行移動します。
下層部にいる魂が「これではいけない! 成長しなければ!」と、覚醒したとき次第に上の階へと移動していくのです。
⇒このように魂は死後も生き続け、永遠に進化していきます。
そして、幽界の頂点へ行った魂はその心地よさに満足せず、大我の愛で他者に貢献したいと想い始めたとき霊界へと進みます。
③【霊界】
″霊界″では名前、性別、姿は必要なくなり魂は光の存在となります。
⇒これは″第二の死″とも表現される。
そして魂はグループソウル(類魂)に溶け込みます。
この類魂は”魂のふるさと”。
”魂の家族”です。
人間の本質が魂ですので、この類魂こそが私たちの本当の家族なのです。
現世に今いる家族は共に魂を高めあう同じトレーニングルームのジム仲間といったところでしょう。
※真の家族ではありません。
現世にも無数の家族があるように、霊界にも数多くのグループソウルが存在しています。
霊界で成長した魂はもっともっと魂を磨きたいと考え、喜怒哀楽がたくさん経験できる現世へと戻って修行をしようと決意するのです。
前世でやり残した課題、もしくは新たなカリキュラムを自らの意志で決めて魂の新しい旅路をスタートさせます。
そして再び現世に誕生したときは、霊界での出来事、霊界で決めた課題等は忘れています。
知っていたら簡単にクリアしてしまいますし、何より魂の成長に繋がりません。
脳ミソ空っぽの状態で挑むのが当然なのです。
このように、魂は何度も何度も再生を繰り返して成長し続けるのです。
④【神界】
グループソウルが全カリキュラムを終えて完全に浄化したとき、″神界″へと進むことができます。
全ての魂は神の元へ行くことを目標としているのです。
神界へ行くのはとても長い道程。
そう容易くは辿り着けません。
それほどまでに神は尊くて偉大な存在なのです。
終わりのない円運動のように気が遠くなるほど再生を繰り返して、神との一体化を目指すのです。
【この再生のメカニズム、死後の世界の存在を信じるか、信じないかで、人生の質は大きく変わると断言します】 by”江原啓之”