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理学療法士 STEP UP blog

CKCでのエクササイズPoint

2018.08.26 01:22

CKCとは

CKCとは、閉鎖性運動連鎖と言われ、四肢の末端が固定された状態で行う運動のこと

この反対がOKC開放性運動連鎖になります。

代表的なものとして自重による負荷運動でいろいろな関節運動(多関節運動)となります。

例えば…

・スクワット

・カーフレイズ(踵上げ)

・ブリッジ運動(お尻上げ運動)これに関してはセミクローズになるか


CKC運動の特徴

さまざまな関節運動が生じるため、その周囲の筋は協調的に活動する

また、協調的に活動し関節を安定させる

筋の同時収縮によって求心性の受容器の活動が増加し、神経系の賦活を促すことができる

動作獲得のための基盤となる


CKC運動の多様性

どのエクササイズにおいてもそのエクササイズの目的があると思います。

例えば、スクワットを行うときに大腿四頭筋を優位に活動させたいのか、ハムストリングスや殿筋を優位に活動させたいのかなど疾患によってバリエーションを深く考える必要があります。

OKCと違いCKCでは無数のバリエーションがあります。

スクワットひとつとっても、片脚でやるのか、スプリット肢位でやるのか、手をバンザイしながらやるのか、膝はどこまで曲げるのか、スピードはゆっくりなのか、重りを加えるのか、不安定な足場でやったり、鏡を使ってフォームを意識させたり、股関節を意識させるのか、どこに過剰な収縮がみられるのか、股関節、膝関節、足関節の運動は協調的か(どこかの関節だけ優位に動いていないか、分離した運動になっていないか)など…もっともっとやり方はあります。

PTは解剖、生理学、評価に関しては強いですが、エクササイズとなると苦手な方が多いかもしれません、そういう意味ではトレーナーの方がエクササイズの種類は豊富に持ち合わせている気がします。

このように多くのバリエーションがある中で、なにをチョイスしたらよいのかという

ことが難しいところですが、そこでいくつかCKC運動におけるexerciseを考える時のポイントや動作時の注意点をいくつかあげます。


動作の難易度はどうか

一般的にいきなりレベルの高いことはしないと思いますが、次のステップに進んでいいのかという基準が難しいところですが、その動作が安定して代償なく行えていれば次のステップに進んでいいと考えられます。ポイントはCKCの本質を意識することです。協調的に関節が動いているか、偏りなく同時収縮できているかなどを意識する。また、ACL再建術後なんかであればプロトコルがあると思いますので、そのプロトコルから遅れないようにしっかりと前のステップの動作を習得しておく必要があります。


動作は段階的に獲得されているか

スクワット→スプリットスクワット→片脚スクワット

静止→動的

ジャンプ動作の前段階としてのコンビネーションカーフレイズ

など難易度の部分と似ているところはありますが、エクササイズの順序性を意識すると整理しやすいかもしれません。


獲得したい動作のどの要素を訓練しているのか

例えばジャンプ動作において着地する際にやわらかく着地するのか、それとも着地の際にしっかりと止まれる要素が必要なのかによって、ジャンプ動作を訓練する際に意識することは違ってきます。やわらかく着地するのが目的であれば、各関節を協調的に動員させ衝撃を吸収させることを意識しなければなりません。しっかりと止まることを目的とするならば、急速な膝屈曲をさせないようにハムストリングスや大殿筋を意識させ、ブレーキングの作用を促していく必要があります。


しっかりと追い込めているか

これに関しては、数回スクワットをやって終了といったケースが意外と多いような気がします。追い込む、つまり、負荷をかけるには身体の重心位置、床反力などを意識することで同じスクワットでも負荷が変わってきます。スクワットのスピードやリズムを変則的に行ったり、最終域で細かくスクワットを行うなど、リスクがなければ積極的に追い込むことが重要です。対象者がアスリートであればなおさらです。


代償動作はないか

これはCKCでなくてもOKCでもいえることですね。代償動作を修正すること大切

スタビリティ、モビリティを意識する

ジョイントバイジョイントセオリーなんかであるように各関節にはそれぞれの役割(可動性、安定性)があるのでCKC運動において各関節の役割を意識することも大切です。