インフル、コロナに効く漢方

医療機関で新型コロナに漢方薬が処方されるようになってきました。

新型コロナウイルス感染で引き起こされる発熱や咳、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、息苦しさ、倦怠感などのほかに味覚障害や嗅覚障害などの症状も漢方薬で改善できます。

ここ最近インフルエンザと同じように新型コロナでも葛根湯や麻黄湯が処方されているのをよくみかけます。

漢方薬の効果が一般的に認知されてきたという現れなのでとても嬉しいことなのですが、漢方の専門家からみると頭を抱える問題も見えてしまいます。

その問題とは

インフルエンザや新型コロナに葛根湯や麻黄湯がよく効く人もいれば逆効果の人もいるということです。

漢方薬はよく効きます。

それは体質に合った漢方薬であることが大前提です。

体質に合っていない漢方薬だと症状が悪化してしまうこともあります。

インフルエンザやコロナなどのウイルスに感染すると、体質は変化します。

多くの場合「冷え体質」か「熱体質」に変化します。

（詳しくは「風寒体質」と「風熱体質」ですが説明は省略）

葛根湯や麻黄湯は、体を温めて治す漢方薬なので「冷え体質」に効きますが、「熱体質」には逆効果で症状が悪化します。

どんな「体質」かで漢方薬は決めます。

どんな「ウイルス」かで漢方薬は決めません。

インフルエンザや新型コロナウイルスに感染した場合、自分がどんな体質になったかで漢方薬が決まります。

体質に合った漢方薬であれば、症状が軽くなり回復を早めてくれます。

体質に合わなければ、症状がひどくなったり、別の症状が現れたりします。

漢方薬は、漢方を勉強した漢方に詳しい医師や薬剤師などの専門家に処方または販売してもらうことを心からおすすめします。

葛根湯や麻黄湯では効果がない体質のあなたにも、あなたに合った漢方薬は多数ありますよ。

新型コロナ感染後の咳や味覚障害、嗅覚障害、倦怠感、力が入らない、めまいなどの長引く症状も漢方で改善できますので、ご参考ください。

有限会社池田東洋堂薬局

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