#309 湯河原「MUSEUM CAFE and garden」でヒンメリ鑑賞
【鈴木純・愛】
二宮にアトリエをかまえている、ヒンメリ作家のきづともこさん。以前「soraの家」で開催されたマルシェで初めてお会いして、自分の撮った写真を気に入ってくださったことがきっかけで、昨年からきづさんの個展チラシをデザインするようになりました。
昨年に引き続き今年の個展チラシもデザインしました。きづさんにも喜んでいただけているのはもちろん、自分自身もかなりお気に入りのデザインになりました。個展が開催されているのは、湯河原にある「MUSEUM CAFE and garden」です。
こちらが入口。かわいらしい店構えですよね!実はこのカフェ、町立湯河原美術館に併設されているミュージアムカフェなのです。
ちなみに町立湯河原美術館の外観はこんな雰囲気。味わいのある歴史を感じる建物です。
さてさっそくカフェで開催されている個展のようすを…。これから行く方にはお楽しみを残しつつ、僕が撮影した写真で少しだけ雰囲気をお楽しみください。ドアを開けるとさっそくたくさんのヒンメリが出迎えてくれます。ヒンメリ好きな方にはたまらないシチュエーションですね!
展示のようすがわかるものはこれくらいにしておきますね。きづさんはいわゆるヒンメリと呼ばれている「藁に糸を通して八面体に仕上げられたフィンランドの装飾品」もたくさん制作されているのですが、上の写真に写っているような、自然物と組み合わせた作品も数多く制作しています。いわゆる普通タイプのヒンメリも綺麗なのですが、木と組み合わせるという発想と形が、きづさんのユニークな作家性なのかなぁと思っています。
複雑な形状が組み合わさった大作もいくつか。かなりアップで撮影しているのですが、めちゃ面白いし、これを一人で黙々と作っていることに脱帽です。すごい。
元はわかりやすい形の集合体が複雑になるようすがとても綺麗なので、アップで撮影しちゃいます。ファインダーをのぞいていると、今これ何を観ているのだろう?という不思議な感覚になるんですよね。
で、こちらは展示もできるカフェなので、朝食や昼食のメニューも充実しています。カフェから車でほど近い湯河原の名店「十二庵」の特製豆乳スープが付いたランチセットです。スープの味は二種類から選べます。この時はラー油と花山椒がかかった辛口の味にしましたが、豆腐そのもののおいしさにピリリと辛味と風味が効いていて、めちゃおいしい。ご飯や副菜もひとつひとつの味付けが抜群で、じっくり味わいながらいただきました。
夫婦ふたりでシェアしながら食べようということにしたので、もうひとつはサンド2種ハーフ&ハーフセットを注文。「たっぷり野菜のがんもサンド」と「GLTサンド」がひとつずつ食べられるめちゃお得なセットです。このサンドイッチがまた、めちゃめちゃおいしいんです。具として入っているがんもと野菜とソースのバランスが絶妙で、ふたりで「う〜ん」とうなりながら食べていました。
カフェの外にも席が用意されていて、まだまだ暑かったので利用できませんでしたが、もっと涼しくなったときにはとても気持ちのよさそうな場所になっています。ここに座ってサンドイッチ食べたら最高だろうな…!
まだまだ残暑厳しいこともあるので、涼しげな写真を最後に。「水琴窟」という焼き物だそうで、水を注ぐと穴から水が落ち、それが独特な「キン、キン」という音で響くものです。湯河原の綺麗な水は観るだけでなく聴いても楽しめる。すごいぞ、湯河原。
ということで、きづともこ個展「一粒の種からしあわせを」は9/30(土)まで開催中です。(9/26は臨時休業日とのこと)ぜひぜひ過ぎゆく夏の思い出に、湯河原まで足を運んでみてはいかがでしょうか?それでは、また!