脂肪燃焼・ダイエットに影響するインシュリンの働き
痩せるためには、食生活の改善と運動によって、脂肪を燃焼させることが必要ですよね。
ただし、単に痩せるのではなく心身ともに健康になる食生活に改善するには、「摂取カロリーを減らせばいい」というわけではありません。
たとえば、ゆで卵ダイエット・おにぎりダイエット・りんごダイエットなどの単品ダイエットがいい例で、体重が減ったとしても、心身の健やかなバランスを崩してしまったら元も子もありませんよね。
肥満は、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病や動脈硬化などと同じように、必須栄養素が不足していたり、血液循環や脂肪代謝などに異常のある不健康な状態だからです。
適正な体重より肥り過ぎてしまうのは、心や身体に何らかの不調があるサインだと考えられます。
ダイエットの本来の目的とは、単に痩せることではなく、心身ともに健康な状態を取り戻して、充実した毎日を生きることだと思います。
心身ともに健康な状態であるには、どんな食生活が望ましいのかと言うと
血糖値コントロールできている食事です。
「血糖値コントロールできている食事」というのは、「効率よく脂肪を燃やせる食事」なので、肥満を予防改善できます。
ここで、血糖値コントロールの大切さについて確認していきます。
血糖値が安定するには
・インシュリンが適度に分泌され
・細胞のインシュリン・リセプター(インシュリン受容器)の感度も良好で
血中のブドウ糖をスムーズにとりこめる状態が必要です。
インシュリンの働き
食後に血糖値が上がったとき、インシュリンは血液中のブドウ糖を全身の細胞にとりこませる働きをします。
細胞にブドウ糖がとりこまれると、エネルギーとして燃えるので、食べた炭水化物を優先してエネルギーに変えることができます。
血糖値が急激に上がってしまうと、どうなるの?
血液中に大量のブドウ糖があると、細胞にとりこんだ後も、ブドウ糖がだぶついたままで高血糖の状態が続いてしまいます。
細胞のエネルギー源として使われずに余ったブドウ糖は、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられますが、それでも余った分は脂肪細胞にとりこまれて脂肪に転換して蓄えられます。
血糖値が急上昇する砂糖や精白された米や小麦を食べると、内臓脂肪や皮下脂肪が蓄積して肥満になるのはそのためです。
しかも、血糖値が急激に上がったとき、血液はドロドロになるので動脈硬化を促進してしまいます。
また、急激な高血糖に対応するために、インシュリンが過剰に分泌されてしまうと、インシュリンが血管癖を傷つけ動脈硬化の原因になります。
さらに、このような身体の異変によって、氣持ちの落ち込みやうつ状態や睡眠障害などの心の異変も起こしやすくなります。
効率よく脂肪を燃焼するためには、血糖値を安定させることが大切なのです。
血糖値の上昇が緩やかになっていれば、インシュリンの過剰分泌を避けられます。
糖がゆっくりと吸収されれば、細胞のエネルギーとしてゆっくり消費されていくので、脂肪として蓄積されにくくなります。
インシュリンが過剰に分泌されると起こる症状
・運動しても体脂肪が燃焼されにくくなります。
・体脂肪が増えます。
・インシュリンが過剰に分泌されて低血糖状態になると、細胞に十分なブドウ糖が供給できなくなります。筋細胞は、筋肉中のわずかなグリコーゲンをエネルギーとして燃焼させようとするので、筋肉が疲労して筋肉痛になります。
・インシュリンの分泌が促進されると成長ホルモン(グルカゴン)が抑制され、筋肉の修復が進まないために疲れやすくなります。
・血糖値が低下し過ぎて、脳細胞にブドウ糖が行き渡らなくなると、脳が正常に機能しなくなり、めまいなどが起こります。
血糖値を安定させるためには
精製度の高い炭水化物(砂糖・白米・白パン・うどんなど)の食べ過ぎを控えた方がよいですね♪
わが家では、酵素発芽玄米や三部搗き米を主食にしています。
玄米の消化吸収の悪い欠点がなくなって、子どもから高齢者まで美味しく頂けますよ♪
さっそく、肥満や糖尿病などの生活習慣病の元になってしまう「悪い原因」をやめて、健康的に美しくなるスーパーヘルスダイエットを始めませんか♪