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河北新報社 記者と駆けるインターン

2018年、夏スタート 東北芸術工科大2年小松結衣

2018.08.27 08:41

 本日8月27日、河北新報本社で2018年夏の「記者と駆けるインターン」が満を持して始まりました。記念すべき1日目のブログを書いているのは東北芸術工科大芸術学部文芸学科2年の小松結衣、こまっちゃんです。奇遇なことに「2018春のインターン」でも初日のブログは芸工大生が執筆していました。私も先輩に劣らないブログを書きたいと思います。

 山形から高速バスで1時間。仙台の街で一瞬迷子になりながらも、辿り着いた河北新報本社。10分前行動、5分前集合で会場に入りましたが、この時点で殆どの参加者が席に座り、今日出会ったばかりなのに互いに楽しそうに談笑していました。

 コミュニケーション能力高いですね、みなさん……。

 開始時刻の10時前には参加者全員が揃っていました。前振りを含む注意事項を確認した後、東日本大震災時の河北新報社の奮闘ぶりをまとめた書籍「河北新報のいちばん長い日」に主人公として登場した河北新報社防災・教育室の武田真一室長の話が始まります。参加者はペンを持ち、聞き入るようにしんとなりました。



 武田室長の話には震災の生々しさ、そんな状況でも新聞を発行する苦労とジャーナリストとしての使命感が印象的でした。私は宮城県石巻市出身なので話された内容が脳裏に浮かんできます。家を失い、祖母を亡くし、それでも今を生きるために努力する。一番心に残ったのは「人や地域を孤立させないものが新聞」という言葉です。

 新聞は情報を他者に伝える事以外にも、人を結びつけるツールなのだと知りました。

 お昼は社食できつねうどん(唐辛子多め)を食べました。他人が食べている物は美味しそうに見えて仕方なかったので、明日は定食を食べたいと思います。


 閑話休題。事前研修ではこのインターンを共催する一般社団法人「ワカツク」のキャリア教育コーディネーター松浦智博さんの指示のもとで各自自己紹介。選ばれた何人かで他己紹介をした後に、その態度・表情に点数が付けられ、私は「笑顔が足りず0点!」。次は合格点を超えるように常日頃から、スマイルを意識します。


 今日一番の盛り上がりを見せたのは、コピー用紙のみを使って高い塔を建てるゲーム「ペーパークラフト」。チームワークを試し、高めるワークショップです。ネタバレなのであまり言えませんが、与えられた情報で満足するのではなく、どうしたら質の高い成果が出せるのか、チームで考えて行動する─。明日から本格的に始まる取材に向け、今日学んだことを一つでもいいので生かしていきたいです。

 今夏は16人の定員に対し多くのエントリーがあり、結果、今回の18期は22人となりました。「被災地を知りたい」と都会から訪れた人、「地域のために何か出来ることはないか」と参加した地元の人、性別や学年、出身地などが違っても、「学びたい!」という思いは同じです。

 温故知新、過去の話を聞いた上で、いまを生きる私たちの目線で記事を書く。18期生は最終日の9月8日まで一人も欠けることなく、100点の笑顔で駆け抜けて行きたいですね(うまいこと言えた気がする)。