秋晴れの噴火湾の一日
今の季節の狙い目は、すっきりした秋空、黄金の稲穂、光るススキ、そして秋の夕暮れです。
近場なら、天気を選んで出かけられるので、イメージ通りの結果が得られます。ただ事前イメージに拘り過ぎると、意外なもの、新たなものを得る機会が減ります。このバランスを考えながら撮影散歩します。まあ、自由人の平和で他愛無い悩みではありますが(;^_^A (2023/9/7&8)
久しぶりに晴れ。期待どおりの朝の北舟岡駅。雲が素晴らしい。函館行の北斗2号です。
噴火湾越しの駒ヶ岳もよく見えています。私の定番構図です。この後、伊達の道の駅で、朝採れ野菜の買い物。目当ては、白いトウモロコシ(雪の妖精、恵みホワイト)。
道の駅で白いトウモロコシをゲットして、黄金駅に立ち寄ると、朝イチでは見えなかった羊蹄山が姿を見せてくれました。ほんとうに久しぶりです。上り北斗を撮るために、三脚を立て構えていると、後方から何やら接近する気配。何と軌道バイクでした。保線作業、お疲れ様です!と思いながらのシャッターを切ると、何とも長閑な一枚に仕上がりでした。
絶好の秋晴れ。一気に南下し、落部を目指します。途中、ススキの様子を見ようと立ち寄った大岸駅。着いた途端に踏切音が鳴り、貨物列車が通過しました。タイミング良しです。
南下してのお目当ての一つ。山崎駅のススキ。思い通りの光景になっていました。本数が少ない普通列車、しかもキハ40。11時前の下りが撮れました。
続いて向かったのは、落部の先のドライブイン近くの駐車スペース。住所は森町になります。ここでも、着いた途端に貨物列車。中望遠レンズ装着の状態でしたので、やや窮屈な構図ながら、フルコン貨物をゲット。台風接近で、珍しく波がある噴火湾でした。
30分ほど経過後、お目当ての特急ニセコ。ハマナスカラーは小さくても目立つので、構図の自在性が高まります。標準レンズで噴火湾ブルーと秋空をたっぷり入れて撮りました。
午後の黄金駅。雲もいい感じ。淡いススキが初秋らしく。
続いて長和。黄金色に稔った田園。噴火湾越しの駒ヶ岳も良く見える午後です。車両側面にギリギリ光が回ります。場所を変えて、光るススキと車両も狙ってみました。
ラストの北舟岡駅。日の入りは18時過ぎ。日の入り前後に普通列車が二本あります。一本目の下り列車。ほんのり空が染ましました。
そして、日没直後にやってきた上り列車。空は茜色です。秋の日のエンディングです。
2日間の撮影を、「秋の日の1日」にまとめてみました。思い通りあり、思いがけずあり。楽しい撮影散歩でした。白老鉄日記vol.144「秋晴れの噴火湾の1日」でした。