8月27日 横手市→由利本荘市→にかほ市(107km)
横手はかまくらが有名で、夏でもかまくら体験が出来る施設もあるようだが、それでは風情がないので、冬に出直すことにして、道の駅を離れる。
今日向かうのは、日本海側のなだらかな海岸エリア。道中、由利本荘市内で洗濯などの雑用を済ませ、夕方 道の駅「象潟」に到着。
この地は、象の様な潟の中に島々が点在したことから「象潟(きさかた)」と呼ばれるようになり、太平洋側の日本三景・松島に対し、日本海側の『西の松島』と並び称された景勝地。
歳月を経て、潟が段々干上がり、しだいに陸続きになってきたところに、今から200年程前の1804年の象潟地震により1.8mほど隆起し、潟が陸地になってしまったそうだ。
さて、ここは秋田県の道の駅ランキング 堂々第一位を飾る道の駅。
目の前には日本海の砂浜。
背後にそびえる鳥海山と、風光明媚。
海岸沿いには散歩コースもある。
日本の夕陽百選に選出されたという夕陽がこちら。
この夕陽は、道の駅に併設されたホテル4階にある天然温泉♨️「眺海の湯」に浸かりながら眺める事も出来る。
ちなみに この写真は、ホテル6階展望室から撮影したもの。さすがに温泉場にカメラは持ち込めず、日が沈む前に急いで着替えて上階に昇ってパチリ。
「眺海の湯」は350円で90分間誰でも利用可能。JAF会員だと300円となり、さらに500円では一日利用出来て出入り自由。なんとも素晴らしい。
この道の駅には、他にも無料の足湯、
海産物や青果や物産品を個別に扱うマーケット、レストラン街を併設し、近くにはガソリンスタンド、コンビニ2社、目の前にはガスト、居酒屋まで立ち並ぶという、まさに至れり尽くせりな道の駅。ゴミ捨て可、夜間のトイレも適度な明るさを保っていて安心というのも嬉しい。
ホテル6階の展望室も無料開放。
ここから、いにしえの景勝地で、芭蕉が舟で訪れたという「九十九島」が一望できる。
現在、田んぼとなっている所は、芭蕉が訪れた1689年当時は潟であった。
古地図と対比させてみると、松林がかつて小島であったことが見てとれる。
「奥の細道」に芭蕉が詠んだ歌碑がこちら。
他にも、こんな神様も祀られていたり。
なんとも盛りだくさんの道の駅。
明日は、ここで秋田最後の一日をゆっくりと過ごすことにする。(K)