授業レポ(Philinter IPSコース)
どうもーセカイチ塾のKEITAです!今日はPhilinterのIPSコースについてご紹介していきます。IPSとは、Intensive Power Speaking(インテンシブパワースピーキング)の略です。通常のESLコースよりも更にスピーキングに特化したプログラムで、英語の基礎力を養成するというよりは、もともと持っている英語力を使って、英会話力を鍛えていくコースです(英語中級者〜向け)。
プロナウンス(T.Celine)
まずはプロナウンス(発音)の授業について。担当してくれたのはT.Celine(セリーン先生)です。中華系のメスティーソで、アメリカンアクセント(米英語)の達人(普段は教えませんが、ブリティッシュアクセント等ももちろん使いこなしています)。日本人の生徒さんからは特に人気があります。
発音の授業を持っているだけあって、ものすごく綺麗な英語を話す先生です。あなたの英語はすごくクリアだし流暢に話せているけど、それでもまだ日本人ということは分かってしまうわ。私と一緒に、ネイティブアメリカンのような話し方を身につけましょう!という感じで、授業がスタートしました。
Pronunciation(発音)と一言でいっても、大きく3つの要素に分かれています。イントネーション(抑揚)、プロナウンス(発音)、リエゾン(連音)の3つです。このような基本事項を確認した上で、今回の授業では"T"の発音について練習しました。
米英語では、Tは大きく4つのサウンドに分けられます。"T is T(普通に「ティー」と発声)"、"T is D(「ディー」のように発声)"、"T is silent(無音)"、"T is Held(鼻にこもらせるように発声)"の4パターンです。
それぞれどんな時に適用されるのか理解し、発音方法を練習します。例えば、母音に挟まれた"T"は"D"のようになるため、Betterはベダぁー、Daughterはドぉウダぁーみたいな感じになります。文中でもリエゾンする場合は同じで、Got aはガダぁ、What elseはワデぇルスみたいな感じになります。
他の例だと、Heldになるケースで有名なのが"Mountain"。普通に発音したらマウンテンだけれども、アメリカンアクセントだと「マ・ウン(少し鼻にかける)」、同じく"Curtain"はカーテンではなく「カー・ウン」みたいな感じになります。初めは冗談かと思うかもしれませんが、ネイティブのアメリカ人は確かにこんな感じで発音しています。
一通り練習ができたらTongue twister(タンツイスター)、早口言葉の特訓です。今回は"T"サウンドの勉強だったので、様々なパターンの"T"が出てくる文章を高速で音読し、自分の舌に定着させていきました。ある程度先生と一緒に練習をしたら、あとは宿題。放課後にプールサイドのベンチなどでひたすら練習をし、次の日はまずタンツイスターのテストから始まる、というサイクルです。セリーン先生の発音クラスは6週間で一通り終了するカリキュラムになっていて、最終週には発音の成果を披露するためのプレゼンテーションが待ち受けています。
リーディング&トーキング(T.Ching)
IPSコースのReading & Talkingの授業は、T.Ching(チン先生)が担当してくれました。ボキャブラリーが専門の先生ですが、IPSの場合はひたすら英語を話しながら学習するスタイルになっていて、リーディングとはあるもののゆっくりと文章を読む時間はほぼ与えてもらえず、忙しく会話をし続けながら学習を進めていきます。
今回の授業は、「サソリとカエル」という寓話をもとに勉強しました。日本人ならサッと読んで概要を掴みたいところですが、あまりそういう隙も与えてもらえず、Talkingのウォーミングアップが始まります。
まずは挿絵を見ながら、どんな生き物が登場しますか?あなたにとって怖い動物は何ですか?みたいな簡単な質問に答え、その後にここでターゲットとなっている単語の意味を確認していきます。意味がわからない場合は、すぐに辞書を引くのではなく、文脈から想像すること。前後の文章を見ながら推測し、それを繰り返していくうちに大まかな話の流れを掴んでいきます。
寓話の要約をし、この話についてのディスカッションをする、という流れで一つの授業が終わりました。チン先生の説明では、IPSコースは通常のESLの勉強に飽きてしまった人がコース変更をしてくるパターンも多いとのことで、座学よりも会話をしながら勉強していきたい人には向いている、とのことでした。
まとめ:中上級者向けの会話特化プログラム!
発音の勉強や、Reading & Talikingのように会話をしながら学ぶようなやり方は、Philinterならではの独自プログラムとなっていて、マンツーマン授業中心で受けられるセブ留学のメリットを最大限に受けられる学習方法となっています。ある程度の英会話力が前提となるので、中上級者向けのコースとはなりますが、例えば留学期間の後半をIPSコースにして申し込む事もできますので、それぞれの英語学習に変化を与えるという意味でも、お勧めのコースとなっています!