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台湾いとしこいし

2022年3月宜蘭頭城・濱海自転車道往復リベンジの旅⑥頭城老街散歩(前編)

2023.09.17 04:29

牛肉麺の昼食を終えたところで、14時過ぎ。

予定より1時間押しといったところだ。

本当はランチの後にゆっくり頭城老街を散策したかったのだが、15時過ぎの列車で礁渓温泉に向かいたいので、自転車で駆け足で一通り回ることとした。

このブログには旅行記かけてないけど、頭城老街自体にはこの十何年で何回も来てるから、いいっちゃいいんだけど、いろいろ新しいスポットもあるみたいなのよね。

まずは頭城老街の南側入口へ。

頭城老街は、駅の南側の和平街を指す。範囲でいうと、「南門福德祠」から「北門福德祠」の間だ。

頭城老街の旧名は「頭圍街」といい、「開蘭第一街(宜蘭最初の街)」とよばれるように、宜蘭で最初に発展した街だったそうだ。

清代から日本統治時代にかけて、海洋交易の要衝だったことから、たいそう発展したという。

スタート地点の「南門福德祠」は清代の同治2年(1863年)建設で、土地神様である土地公が祀られている。

祠の隣にいらっしゃる亀さんは、財神亀といって、金運にご利益がある亀さん。

亀さんの身体をさすると、場所によっていろいろご利益があるらしいが、時間がなかったのでご尊顔を眺めるにとどめた。

廟を背に左手に道に面して並んでいる赤レンガの建物は、廟よりの屋根に草が生えているのが「陳春記」、円柱がある方が「源合成」という大正時代に建てられた商家の建物。

保存状態は源合成のほうがいいみたい。

北に進んでいくと、右手に「文学巷」という、本棚が並ぶ細い路地がある。ここは写真撮影に人気ぽい。

さらに進むと、左手に昭和初期に建てられた商家の建物「新長興樹記」にであう。

もとは大きな建物だったようだが、現状では中央部分?しか残っていない。

赤レンガの建物全体も美しいが、正面のアーケードの内の木造部分の彫刻や陶器のタイルも非常に精巧で美しいので、通りがかったら、さらっと素通りせずに、ぜひ近づいて観賞してほしい。

また北に向かうと、民鋒路に突き当たるので、左折して、一本目の中庸街を右折、道路を渡ると「頭城老街」と看板があり、ここからまた和平街が続いている。

この路地に入った左手には「媽媽號柑仔店」というかわいい古民家雑貨店がある。

ここは以前は確かカフェだったと思うんだけど、いつも時間がなくて中に入ったことはない。インスタ映えスポットとして人気があるそうだ。

お店の向かいの路地の中に、水牛さんが描かれた壁画があって、ここも人気の写真スポットらしい。これは以前はなかったから、新しいスポットだ。

さらに進むと、左手に大きなお屋敷、右手に大きな池が現れる。

和洋折衷建築のお屋敷は1928年に建設された「盧纘祥故宅」と言って、宜蘭で民間から初めて県長(知事)に選出された慮氏の邸宅で、現在も住人がいらっしゃるため内部の見学は不可だったけど、外から見るだけでも、当時すごいお金持ちがたてた豪邸だったのがわかる。

目の前の池は清代に拓かれた「頭圍港」の内港跡地で、昔はここまで船で入ってきて荷物の積み下ろしができたのだそう。

いまではそんな感じはないけれど、日本時代はこの辺りは本当に栄えていたんだね。


ここまできたら、老街ももうすぐ終わり。

引き続き、 北に向かっていこう。



2022年3月宜蘭頭城・濱海自転車道往復リベンジの旅⑦頭城老街散歩(後編)につづく~



南門福德祠

住所:宜蘭縣頭城鎮和平街44號


新長興樹記

住所:宜蘭縣頭城鎮城東里和平街121號


媽媽號柑仔店

住所:宜蘭縣頭城鎮和平街135-1號


盧纘祥故宅

住所:宜蘭縣頭城鎮和平街139號


↓ ここまでの散策ルート