盛岡劇場さん主催「身体表現ワークショップ」で講師をさせて頂きました!
こんにちは、舞姫☆ちあき☆です。
日差しの強い昼間、そして涼しい風が通り抜けていく朝と夜。盛岡では、夏と秋の間に立っているような季節の真ん中を感じられる季節になりました。私は、大好きな秋の始まりにワクワク!そんな今日この頃を過ごしています。皆さんはいかがお過ごしですか?
秋といえば、芸術の秋。
先日、盛岡劇場さんにお招きいただき、9月16日と17日の二日間「身体表現ワークショップ〜賢治の世界 登場人物になりきってみよう!〜」の講師をさせて頂きました。今日はそのご報告を綴りたいと思います♪
今回の身体表現ワークショップは、劇団モリオカ市民の公演関連企画ということもあり、「登場人物になりきってみる!」というテーマで、表現(表情、身体の動き、声)が身体から生まれているという視点でとらえ、身体も心も自分じゃない誰か・何かになりきってみる体験をしていきました。最後は、賢治作品の「注文の多い料理店」と「やまなし」の二作品の抜粋シーンをグループで身体表現的に自由に創作してみる&発表してみるという、実験的な試みをさせて頂き、身体を使って表現する楽しさを感じて頂きました。
舞台経験の有無に限らず、高校生から70代までの幅広い年齢層でお集まりいただいた皆さんと、身体で遊ぶクリエイティブでピースフルな二日間をご一緒させて頂くことができて、とっても楽しかったです!
ワークショップ最後のミニ発表会では、正しいことにとらわれない独創的な解釈で創作された賢治作品を披露し合いました。本当にどのグループも楽しいチャレンジが見受けられ、個性豊かに表現してくださいました。とても素晴らしかったです。
特に感動したのは、人だったり、動物だったり、物だったり、変幻自在にのびのびと、自信を持って役になりきっている皆さんがそこに居たことでした。二日前にお会いした時とはまるで別人のように、表情も立ち振る舞いも生き生きと大変貌を遂げた方もいらっしゃって、「そんなに素敵なのに、なんで(今までその魅力を)隠してたのー?!」と感動してしまうほどでした。
自分じゃない何かになることは、恥ずかしかったり、自分の殻を破らなくちゃいけないことでもあるので、怖いことだったりもして、ちょっぴり勇気のいることだったりもします。でも、自分を受け入れてくれる仲間がいる安心感や、楽しい!が勝って夢中になることができた時、バリバリッと音を立てて、自分を覆っていた皮が脱げて、その人が元々持っている魅力が飛び出してくるんだと思います。その脱皮のエネルギーはとてもパワフルで、美しくて、周りの人にも勇気や感動を与えてくれるんだと思いました。
人が何かに挑戦したり、夢中になっている姿は、本当に美しい!
お互いの個性を認め合い、向上し合い、笑顔が絶えないあたたかいチームで二日間を共に過ごすことができた一期一会に感謝です。皆さん、とても素敵な表現者でした!
ご参加いただいた皆さん、盛岡劇場の皆さん、ありがとうございました。
またお会いしましょう☆