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世界にひとつだけのマウスピース

2018.08.29 22:00

愛機であるJürgen voigt(ヨルゲン・フォークト)に合わせた僕のオリジナルマウスピース、KOH EFMがついに完成しました。

ジャジャン。

こんな感じのマウスピースです。

元々はNY ClassicのSYM-ALというマウスピースを使っていたのですが、低音域の窮屈さや、fの時のキャパシティの低さを感じていて、自分用に作っていただきました。


今回、このマウスピースに特筆したいのは

"完全にオリジナル設計で製作"ということ。


ちょっとだけ紹介すると、

・マウスピースの全長を3mm短くし(NY Classicは86mm、KOH EFMは83mm)、ボディの肉厚を増やし、リム縦幅を分厚くすることで圧倒的にリム側に重心バランスを傾けた。


・リムサイズは4Gサイズ(26.0mm)、カップの深さは6ハーフほどの浅さにした。


・カップは浅く作ったが、容積は減らしたくなかったので、かなりえぐりを入れたカップを搭載。


・ボアのストレートテーパーを短めにして、ショルダーからボアに入る部分のテーパーを緩めたことで、ショルダーがWカップの役割を果たすように(←これ結構大事!)。


・ボアをタイトに、バックボアを広く作ることで低音域の豊かさと高音域の輝かしさを両立。


他にも色々工夫したところはあるのですが、ひとまずの大きい特徴はこんな感じです。


内部はこんな感じ。

Jürgen voigtはお客様との距離が近かったり、アンサンブルやソロなどの小編成での本番で使うことがメインなので、

・フォルテを吹いてもうるさく感じない、ピアノでも豊かな響きを保持できる。

・器楽的なサウンドも、声楽的なサウンドも出せる。

・弦楽器とブレンドしやすいサウンド

が表現しやすいマウスピースになるように設計しました。

そういう意味では、今流行りのトロンボーンのサウンドとはちょっと傾向が違うかもしれませんね。

あとは、音響処理GATを施すだけ。

これで、世界にひとつだけのマウスピース、完成です♪

(EFMの意味はとてもここじゃ言えません。笑

気になる方は個別に聞いてください。笑)