宮沢賢治と久石譲さん ~移動中にタングル~
岩手県花巻市にある宮沢賢治童話村で久石譲さんのトークショーを聞いてきました。
いまは亡き高畑勲監督は宮沢賢治が大好きで、この童話村のイベントに毎年参加されていたそう。
そこで今回は高畑監督と親しかった久石譲さんがゲストに呼ばれた、ということでした。
久石さんは高畑監督のこと、宮沢賢治のことを話していました。
一番の衝撃は、高畑監督の遺作『かぐや姫の物語』の劇中歌「わらべ唄」は、高畑監督自身が作ったもので、デモテープをボーカロイドの初音ミクで作ってきた!!というエピソードです。
その時高畑監督は78歳!驚きです。
宮沢賢治も曲を作っていて、久石譲さん曰く全く作曲のセオリーから外れている。
作曲の試験があったら即落第。落とされちゃう。
でもセオリーに則ったものとは、誰でも作れるものである。
だからセオリーに則ってない宮沢賢治の作品は、真似できないものであり、エネルギーがあるのだ、という風なことをおっしゃっていました。
なるほど~。
それは曲だけでなく、小説や詩にも当てはまっていたのでは?
だから生前はほとんど評価されなかったのでは?とも言ってました。
ちなみに宮沢賢治は37歳で亡くなったそう。それにも驚きでした。
途中で
風の通り道(となりのトトロ)
あの夏へ(千と千尋の神隠し)
も弾いてくださいました♪♪
長年、久石譲さんのコンサートに行きたかったので、感激です。
ジブリ作品、特にかぐや姫が見たくなりました。
宮沢賢治もほとんど読んだことないけど、読んでみよう!
東北新幹線の中で揺れながらゼンタングル。
宮沢賢治童話村
8月の宮沢賢治の誕生月に合わせて、毎年「イーハトーブフェスティバル」というイベントが開催されていて、このトークショーはその一環。
夕方帰ってしまいましたが、夜はライトアップされてとてもきれいみたい。
イベントは無料で参加できるので、おススメです。
小川があったり子どもたちは虫取りをしていたり、とっても楽しい場所でした。
近くには宮沢賢治記念館、イーハトーブ館、山猫軒と宮沢賢治に関係する施設がたくさんあって、宮沢賢治で盛り上げよう~という町。
一人でも家族でも楽しめそうです。
今回は仕事の一環でしたが、トークショー、仙台の牛タン、盛岡の冷麺と東北を楽しみました☺