東京音楽大学トランペットアンサンブル演奏会
2018.08.30 21:59
毎年恒例、東京音大のトランペット専攻生中心によるコンサートが開催されました。
何度かこのブログでも書きましたが、今年もコンサート後半に行われる全員参加の大合奏の編曲をさせていただきました。
今年はレスピーギの「ローマの松」。
ちなみに昨年はチャイコフスキーの「交響曲第5番」の4楽章。
もっとさかのぼるとショスタコーヴィチの交響曲第5番とか、レスピーギのローマの祭りとか、他にも何曲か書かせてもらいましたが、今回はこれまでで最も手こずりました。
僕のポリシーとして締め切りに絶対遅れない、できれば締め切り1週間前に完成する主義だったのですが、今回は締め切り前に全曲完成ならず。
なので、とにかく完成させるのが先!と不安要素たっぷりの楽譜を渡してしまったので、一体どんな演奏になるのかと怖かったのですが、学生はすごかった。
この編曲でなぜこんな色彩感たっぷりに演奏できるのかと驚き、安堵と感謝の本番でした。
東京音大はいつ見てもみんな楽しそうで仲よさそうで、先生との距離も良い意味で近くて、こうした暖かい環境の中で切磋琢磨しているからこその今回のコンサートなんだろうな、と感じました。
それにしても委嘱作品でも書いた作曲者でもないのに、演奏後に舞台でこんな素晴らしい花束をいただいてしまうというのは、ちょっとやりすぎじゃないのかと。
こんなにしてもらわなくても良いんですよ。ホント。恐縮しちゃう。嬉しいけど。
東京音大を卒業して20年経ちますが、今もこうして津堅先生や学生のみんなと交流を持たせてもらえることに感謝しています。
みなさんお疲れ様でした。素晴らしい演奏会でした。
引き続きよろしくお願いします。
荻原明(おぎわらあきら)