繁田穂波さんの個展 “Origin.” に行きました。
先週、水棲生物画家の繁田穂波さんの個展、Origin.に行ってきました。
個展の前日、偶然、ちっくさんのスペースに居合わせたことがきっかけで、展示を訪ねることに決めました。
当日、かなり早めに着いてしまったところ、優しく出迎えてくださった繁田さんのお人柄と、青の青さの綺麗さに、
見惚れるとはこういうことを言うんだろうと思ったほどです。
僕は絵を描く人ではないために、絵の世界を正しく語ることはおそらく難しいので、
感覚的な言葉になることを先に記しておきます。
ギャラリーは地下1階にあります。
それは、既に海の中への導きだったのかもしれません。
入った瞬間。
目に入る空間には、鯨やシャチなどの海に生きる生物が、動き、舞っているんです。
繁田さんは輪廻とおっしゃっていたと思いますが、まさに命の営みがそこにありました。
丸型のキャンバスは他にはない印象的な形で、キャンバスが僕自身にゆかりのある土地からやってきていることには、
勝手ながら親近感が湧いていました。
絵にこんな風に興奮を覚えたのは、記憶の限り初めてのことでした。
作品はお迎えされていくので、明日には同じ場所にはないかもしれない。そう思ったとき、僕はカメラを握っていました。
たくさん(本当にたくさん…)撮らせて頂きました。僭越ながら自分も撮って頂きまして…。
贅沢すぎる…
更にテンションが上がってしまった僕は、繁田さんと作品を一緒に撮らせてくださいとお願いして、
たくさん(本当にたくさん…)撮らせて頂きました。
柄にもなく指示出しまでしてしまって、、お付き合い頂いて、本当に感謝しています。
早く辿り着いていたおかげで、ギャラリーの外窓にドローイングするところも見ることが出来ました。
初日から行って良かったなあ。
ただ、諸用でライブペイントが見れなかったことだけが唯一心残りです。
展示では、オリジナルカクテル(アルコール入・ノンアルコール)が提供されていました。
展示期間中のみ限定販売された、バタフライピーを使ったドリンクです。
底に向かうにつれて深くなる色が、海の深さを可視化したようで、炭酸の泡は海の生き物が生きている呼吸を
教えてくれるようです。炭酸は強過ぎず、甘さと爽やかさが絶妙で美味しかったです。
Shigeta Blue Soda Origin. by ALL DAY CAFE
※“Origin.”会期中のみの提供につき、現在販売していません。
この会期中、僕、なんと4日間もお邪魔してしまいました。
こんなに何度も見たい会いたいと思った展示は、かつてないですが、
どなたかにご迷惑をお掛けしてしまっていたら申し訳ないです…。
またいつか、繁田さんと作品にお会いできる日を願って。
Honami Shigeta
Solo Exhibition Origin.
9/17 sat.〜24 sun.
繁田穂波さん