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【閉店】antianti 青山本店便り

香水はハーモニー香りの不思議その②

2018.08.31 07:51


昨日のブログ⇒《動物も虜!?香りの不思議その①》でも綴りましたように、

動物が反応したり惹きつけられる香りというものがあるようで、

中でもシベットという香料は、かのクレオパトラも身に纏って

異性を惹きつける道具として使っていたと言われています。


時には、香りのスペシャリスト、

錬金術師と呼ぶにふさわしいクレオパトラのように、

香りを操ってみるのも面白いかもしれません。。。


でも、実際のところ、人間にも効くのか??というのはちょっと不明です。

なんたってシベットは、そのまま嗅ぐと排泄物の匂いがするので…>_<

それをうん倍も薄めると、なんとも表現しがたい良い香りになると。

香水の香りを長持ちさせるような役割や、アクセントになる香料として、

名香と呼ばれる香水に使用されています。


それを見つけた人ってすごい。

色々試してみたり、時には偶然が重なって発見されたのでしょうね。

ロマンを感じますね!



香水作りの難しさ、真髄は、ここにあると思います。

いい香りと思うものを全部入れたからといって、

必ずしもいい香りの香水になるとは限らない。

むしろ、全部の主張が激しいと、

なんだか捉えどころのない落ち着かない香りになりがち。

全員が主役のミュージカルみたいに、聴いてるとなんだか疲れちゃうみたいな(u_u)

主役を引き立てるための名脇役がいてはじめて、

主役がより魅力的に見えるものです。


大事なのはハーモニーとバランス。

アクの強い個性的な、ある意味では主役級の役者(香料)を、

指揮者(調香師)がうまいこと操って、

隠れた名脇役として全体を引き締めるいいアクセントとなって

絶妙なハーモニーを奏でるのです。

料理で言えば、ペッパーみたいな。



奥行きと重なり、

広がりと余韻。



香料たちの個性がまとまって、香水瓶という一つの家に住む家族になり、

時にはぶつかり合って、時間をかけて歴史とストーリーを紡いでゆく。

様々な個性があるからこそ、

味わい深さと予測のつかないような新たなカタチが生まれる。


指揮者である調香師は、

香料の個性を知りつくし、それに長年培った経験と技術とセンスで、

時間差で現れる香りを計算して、

頭でハーモニーを創り上げて形にしていきます。


時間をかけて熟成させるので、

時にはMACOTT本人ですら予想がつかないことも起こります。

それが香水創りのロマンと愉しさとも言えます。


偶然の手助けもあり、

MACOTTにしか創り上げられないハーモニーを奏でる、

唯一無二のここだけにしかない香水が生まれるのです。