夏期総合模試終了。
本日で夏期総合模試は終了しました。
中3は9月2日にまだテストが残っていますが、
取り敢えず小学生の皆さん、および中学2年までの
生徒さんは、長い夏休みお疲れ様でした。
たった今模試の結果の集計が終了しまして、
結果を見させていただいています。
以降、個人的な結果の考察です。
国語科
今回最も反省点のあった教科です。
成績は大きく二極化しています。
そして、この二極化の原因は、主に
”記号問題での外しが多かった”点にあります。
記述では差が見られませんでした。
そういう点において、夏休みの指導は
一定の成果を上げていると思われますが、
選択肢についてはしっかり本文を読み込んで、
”事前に自分が把握した理解”に基づいて
記号を選んでいく必要があり、それっぽいことが
書かれている選択肢ばかりを見比べていても
正しい選択肢を選ぶことにつながりません。
やはり、解答を書いている際に、選択肢問題を
解けない生徒は、長く選択肢を読む傾向があります。
記述が書けている以上、読みの精度については
悪くはないので、記号問題に対する読み方を
2学期以降改善していかなければならないと思いました。
記号問題も、選択肢を隠してまず記述させてみるような
トレーニングが必要だと感じました。
算数・数学科
夏休みを経て大きく改善されました。
特に6年生の平均点は90点を上回り、
従来から懸念していた受験対応力の面での
割合や単位量、図形の基本がしっかりと
総合的に確立し始めてきていることを感じます。
5年生は計算ミスが多くて、大問1でミスるような
感じではまだぬるいと思われます。
普段の計算問題集の課題の丸付けが常に
おろそかになっていることが原因です。
”あっているのかどうか”に関心をもっと持たなければ、
簡単に計算ミスをする習慣は変わりません。
また、丸付けを自分ですぐにできないということは、
正しい解答とともに、正しい解法を
インプットするための時間が短くなるということです。
そうであるとしたら、せっかく伸び代のある才能も
台無しになる学習習慣であると言えます。
5年生は全員丸付けを徹底してください。
もう解説を読んで納得できるくらいの力はついています。
丸付けは、自立した学習への第一歩なのです。
4年生はまだまだこれから伸びていくので、
長い目で見てしっかりと普段の課題を丁寧に、です。
そして、中学生たちの数学です。
教材は学校用で1〜2冊、塾からも1冊渡していますが、
まだ周回しきれていない問題もあります。
基礎力はありますが、ちょっと振り回されると
解けない問題も出てきているようです。
週2回通っているので、必ず数学の演習の時間を作り、
できていると思っていてもいろいろな応用問題を経て
力を付けていかなければならないと思いました。
理科
概ね高得点が連打し、調子の良い教科です。
小・中学生全体の平均点も8割後半を突破しており、
あとは詰めていくだけという状態です。
中学生は、このまま実力テストや定期テストごとに
しっかり復習をしてゆけば実力は連続的に
積み上がっていくことでしょう。
社会
最も平均点が高い教科で、小学5,6年生は
特にものすごく得点力のある教科です。
「なんかすごい簡単だった!」と言い、小学生は
10分程度でほとんどの生徒が試験を終えましたが、
9割以上の得点を連打しまくり、
物足りないくらいの印象もありました。
雑学も多く、「こんな風に問題出したらいいのに」なんていう
意見も出てしまうほどでした。上々です。
中学生は、もっと資料や雑誌、ネット上の情報も含め、
分からないことを調べて新しい発見とともに知識を
習得していくような習慣があれば、もっと知識が
深まっていくと思いました。
習うということに真面目すぎるのが難点です。
頭がまだ堅いところがあります。全体的にですが。
柔らかい態度で、”社会を知っていこう”という視点で、
学んでいけるともっと楽しくなってくるでしょう。
英語
中学生の英語は、”大体合っているのに”細かいミスで
減点、減点、減点・・・となされ、
なんというか、普段の演習の比率として英語の割合を
もっと増やしていかなければならないことを感じました。
教科書の理解、というよりは、文法的な標準問題集様の
演習が必要とされていると思います。
これは、授業の改善点として、2学期以降生かしてゆきたいと思います。
点数の上位一覧は来週掲示板に掲載してゆき、
偏差値の上位一覧は再来週掲示してゆきます。
次回は冬休みの最終日あたりに全学年共通の
総合模試を実施します。
また2学期の間を経て、しっかり力を
付けていけるように、普段の通っている時間、
あるいは家庭で学習する時間を大切にして欲しいです。