9/29 牡羊座満月
12ハウスでインターセプトの満月。
天秤座の太陽と火星も、6ハウスにインターセプトだ。
この頃自分の3ハウス山羊座インターセプトのことを考えているのだけど、
カスプ(境界線)がないということは出入口のない部屋のようなもので意識しづらいんだとかで、一人で考えたところでわからない。
3ハウスが「コミュニケーション」の部屋なのであれば、他者とのそれを通してしか理解できないのではないか。
でもコミュニケーションって何だよ、ってずっと疑問に思ってた。
最近やっと、というか、占星術の講座の中で話を聞いてから、その苦手意識が少しずつ薄れてきた。
何もただおしゃべりすることや共感し合うことだけがコミュニケーションじゃない、
良い悪いはさておき、噛み合わないのも一種のコミュニケーション、違いを知るということも双子座と3ハウス的なあり方なのだ。
違和感を感じているのに同じノリや共感を求められそうになるとシャッターを閉じたくなるのは、制限し縮小しようとする土星の無意識の働きだったのか。
気づいたならばもう少し意識して使っていくこともできるかもしれない。
と、また話が飛んだけれども、3ハウスの反対側に蟹座の火星もインターセプトしてる私は、そうやって遠回りにしないと考えを進められないところがある。
火星は物事の始まり、行動のとっかかりを現すけど、これもインターセプトしてるから、何からどう始めたらいいのか、どこまでやれるのか、自覚が弱い面がある。
自分を理解したいと始めた星読みも3年経ってやっとここまで来れたけど、最初は仕事としてやることは考えていなかったし、途中で心理占星術を学び始めることなんて想像もしてなかったし、今だってゴールが見えないままだ。
ゴールが見えるんならとっくにやめていたかもしれないけど...
あぁそうかそういうことだ、学校の勉強みたいにテストで100点が最高点だとか、作文を原稿用紙何枚分だとか、高校に入るため、大学に入るためだとか、制限や枠組みや目標や目的があればやりやすいけど、当然ながら完全な自由意思ではないし、その都度自分の本音を確認することなんてしてこなかった。
というか、まずもって自分の本音を確認することが一番大事なことなのに、それに気づいたのはようやく今年になってからかもしれない。
それをこうして文字にすることができたのは牡羊座満月のギフトだろうか。
なんてまだチャートをほとんど見てないんだけど。
インターセプトはもちろん気になるポイントだけど、サインはもちろんその中に入っている天体の働きは意識しづらくなる。
人間関係における自分の振る舞いや感情に対して、本当にそうしたいんだっけ?そう思ってたっけ?っていう疑問がふつふつと湧いてきそうな。
牡羊座の満月だし、爆発にも要注意です。
なんて、星占いっぽいアドバイスを安易に言ってしまいそうになるけど、その注意喚起で終わってたら意味がない。
爆発しなくとも、その違和感に気づけたらそれだけでも十分で、
爆発しちゃったとしても、そうなったことの意味を自分なりに深く考えてみたらいい。
相手のせいにするんじゃなくて自分を主語にして、その人間関係をどんなふうに調整していきたいのか、そのためにどんな行動ができるのかを。
そして自分がどう思っているのかどうしたいのかを、必要ならば相手に伝えることはできるだろうか。
対立の火種はすでに、獅子座金星と牡牛座天王星のスクエアで燻っている。
自分の価値観はこうだ、と主張している本人も実はそれに違和感を感じているのだ。
疑っているのはそれを理解してくれない周囲に対してなのかもしれないんだけど、
実はそうじゃなくって自分自身が自分の価値を理解していないから、他者にもわかってもらえないのだ。
頭だったり言葉ではわかっているつもりのことでも、表現したり実践できていなければ、それはまだ私自身のものになりきれていないのだ。
なにも大きなことはしなくていい。気づいたなら、小さなことから一つ一つ実践していく。
たくさんありすぎて途方もなくて、つい大きく何かを変えたくなりそうだけど、そんなに分かりやすく簡単なことでもない。
大きな変革は、あたかもそれをすれば万事快方に向かうように見えても、それをすることで本質からずれることだって大いにあり得る。
ていうか個人のレベルならば、そんな必要はさらさらないのだ。
全部が小さなズレが積み重なってできたこと。
集団だって社会だってその個人の積み重ねなわけだから、個々が少しずつ、自分のズレを修正していけば良いのだ。
満月のタイミング、願わくば「下方修正」が望ましい。
自分も他人も暮らしも仕事も、高く見積りすぎてたならほんの少しサイズダウンしたらいい。
そもそも合ってないような基準を持っているならば、それは疑った方がいい。
自分や誰かや何かに対する評価や批判や比較の物差しを全部、取っ払ってみる。