食欲の秋
シーズサロンです。暑さ寒さも彼岸までと言われるように、少し暑さが和らいできましたね。秋は美味しいものが揃う季節ですが、薬膳では秋は乾燥の季節。身体を潤す食材がお勧めです。特に呼吸器系をいたわることが大切で、肺を潤す白い食材がお勧めとされています。白い食材というと大根、レンコン、山芋、白キクラゲ、白ごま、豆腐など。ぜひ食卓に採り入れてみてくださいね。
そしてこの時期たくさん出回るキノコもお勧めです。特にマイタケは食べていただきたい食材です。マイタケにはβグルカンという多糖類が含まれていて、身体の中に出来た変異細胞(がん細胞など)をいち早く見つけて取り除くNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させることがわかっています。さらにマイタケを天日干しすれば、ビタミンDが増えて骨粗しょう症などの予防効果が期待できます。干すことで香りがたち、保存性も高まります。丸1日程度、ザルなどに入れて天日に干して、カラカラになったら袋やタッパなどに入れて、出来れば冷蔵庫へ。1年くらいは大丈夫だそうですよ。
白い食材のお料理をご紹介しますので参考に!
ナガイモとレンコンの豚団子スープ
【材料】
豚ひき肉 80g
紹興酒 小さじ2
ニンニクみじん切り 2かけ
絹ごし豆腐 90g
ナガイモ、レンコン 各30g
鶏ガラスープの素 小さじ2と1/2
【作り方】
① 豚ひき肉、にんにく、鶏ガラスープの素小1/2と片栗粉小1に紹興酒を加え、粘りが出るまで混ぜる。そして4等分に丸める。
② ナガイモは皮つきのまま乱切り、レンコンも食べやすく切り、豆腐は4等分にする。
③ 500㏄の水に鶏ガラスープの素小2杯を入れて火にかける。煮立ってきたら肉団子とレンコンを加え、中火で10分くらい。さらにナガイモ、豆腐を加えて1分程度火にかけて止める。
④ お好みで香菜、クコの実を添える。
(読売新聞 9月20のレシピから抜粋)