義母と私
2018.09.01 13:39
「あんた、若いんだから、いい人いたら結婚してかまわんよ。私たちのことは、いないと思っていいからね。」
6年前、パパがいなくなって、
義母は私にこう言った。
明るい声でさらっと。
きっと義母の優しさ。
子供をなくしたのだから、
本当は、やりきれない思いでいっぱいだったはず。
私は、そう言われたけれど、
時々電話をしたり、
何度か会ったり、
している。
子どもたちにとっては、おばあちゃんだし、
私にとっても、
大切な人だ。
義母は、東北生まれだから、宮城出身の私を気に入ってくれたのだと、思う。
以前は一日中海に浸かって遊んだり、
どこにいくにも、
一番元気。
ビールを豪快に飲む。
私のペースは遅いらしく、
「そんな遅いとボウフラ湧くで」
と言い放つ。
今年は久しぶりに会いに行った。
2時間くらいのドライブと、観光地巡りをした。
少ししんどそうだったけど、
ニコニコ。
付き合ってくれた。
帰り道、土砂降りの雨がトンネルを抜けると、
ブワッと止んで、
そして目の前が虹になった。
山が虹色に染まるくらいの大きな虹。
「こんなん、初めて見たな。」
一番大声で喜んでいた。
また来るから。
元気でいてよ、おかあさん。