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「なんで?」は1日3回まで。

【Russia】モスクワ。それは驚くほど美しく、不思議な都市。

2018.09.01 17:36

シベリア鉄道を降り、到着したのは世界を代表する都市の1つであるモスクワ!


クレムリン、玉ねぎの形した教会、マトリョーシカ、プーチン大統領、ウオッカと
我々がイメージする典型的なロシアがすべて揃う街、モスクワ!

めざせモスクワ【和訳歌詞付き】
https://www.youtube.com/watch?v=Yfh6azHw7Fk




目指せモスクワ!とシベリア鉄道乗っている最中に勉強したので、
なんとなくキリル文字も読めるようになってきたとこですが、

なんと英語が通じるYO!!!

地下鉄の切符を買う時に英語が通じただけで、ちょっと感動してしまった。
ワールドカップやオリンピックのおかげなのか。


そんなモスクワは、上記のようにとても面白い形の街していて、
放射線状のど真ん中にクレムリン(ex。国会議事堂・皇居)があり、
とにかく真ん中にいけばいくほど都会。センター。
上の地図は東京の地図と重ねてあるもの。

東京も皇居(ex江戸城)を中心に広がってるけど、
渋谷や新宿は皇居から離れてて繁華街があるので
モスクワとはまたちょい違うわな(山手線あるけど)


我々のホステルは、キタイ=ゴロド(Китай-город)まで15分
お洒落なレストランやカフェが並び、
街路樹や公園がたくさんある、渋谷~青山的エリア。

ホステルへ辿り着くまでの道も緑が眩しく、天気は快晴で爽やかな風が吹き、
お洒落な人々、老人、親子が日向ぼっこしながら芝生でチルアウトする
「なんなんだこの最高な場所は・・・・・・・!!!!!」というエリア。

↑モスクワでは現在空前のクラフトビールブーム。
外に座ってると気のいい酔っ払い兄ちゃん(44歳)が
買ってきたビールをどんどん自分が持ってるプラカップに次いでくれた。12時間飲んでるってw
どこの世界にも素晴らしいビールクズがいるものです


ちなみに私は、ロシア全体が”北海道”、モスクワは”札幌”とイメージを置き換え、大きな国土に、
驚くほど整備された華やかな大都会があるんだ!と理解しました。
(歴史的なサンクトペテルブルクが函館とか、そんな感じ)

そしてこの街では、高円寺で主催している自分たちのパーティー「混乱」

昨年出演してくれたモスクワ在住、ウラジオストク出身のDJ,ProducerのMonetic(https://soundcloud.com/moneticと合流し何から何まで案内してもらったので
最高な滞在に!そして数日間、たくさん街中を歩いてわかったこと。


■1 モスクワの街は、とにかく何でもデカい

この道路、よく見てください、街のど真ん中だってのに、一方通行!(ちょい大阪感)

そして中央にそびえるスターリン様式の建物から、あふれ出る旧ソヴィエト感!


すぐ近くに見えるのに1ブロックが大きい・・・・。


ので、今までのどの都市よりもキックボード(特に電動)とスケートボードを見ました。
なんせでかいから。チャリよりも手軽な移動ツールとして皆乗ってる。(もちろんシェアチャリも

そしてシェアチャリならぬ、シェアキックボードまである・・・・!


とにかく広大!ディズニーランド2個分の公園「ゴーリキーパーク」

老いも若きも、市民が憩いまくっている最高で超デカい公園には、

モダンアート美術館(Garage Museum)、スケートパーク、ビーチボールのコート、
野外音楽堂、噴水、池、ミニ遊園地、アスレチック、野外映画館、テニスコート、
フットサルコート、屋台、レンタサイクル、船着場、花壇、芝生、彫刻などが揃い、
いたるところにクッションや、ハンモックなどまで設置されてます。イケてんなー!


もちろん人々の背もデカいし、おばちゃまも大きいです。


■2 本屋が多い!劇場が多い!美術館が多い!
  どこにいても音楽が聞こえてくる!


美術館さながらの美しさの地下鉄でスーパーハイクオリティな演奏
ジャスティンビーバーもビックリ!


ノボシビルスクでも本屋に入って、日本の漫画が翻訳されてるぅぅぅぅ!みたいな
毎回やってる喜びを感じいたのですが、モスクワはいたるところで本屋や移動式本屋を見つけ、
スマホ全盛、kindleもある中、公園や移動中でも本を開いて読書にふける人が多数。
世界で2番目に本を読む国民とのこと。(1位は中国。)


読めないけど可愛い。全部欲しい。


あちこちにオペラやバレエ、演劇のシアターがあったりと文化施設が多く、とても立派。
歌舞伎のポスターなども街中で見かけました。

無料の立派な図書館や、「トロツキーがここに通ったよ」という図書館、
「プーシキンが詩を読んだヨ」という公園など文化がてんこ盛り。


■3 どこの国でもない、”モスクワ”という個性的な都市。

ロシアはヨーロッパからの影響は勿論ながら、

中東(イスラム世界)、アジア(中央アジア~モンゴル)の影響を受けているので、

街を歩いていると基本的にはヨーロッパ的なのに、

ヨーロッパでもアジアでもなく
「ああ、ロシアにいるんだな」

とふと思い、混乱する瞬間があります。

それはキリル文字という我々には顔文字にしか見えない文字もしかり、
イスラム的な丸みを帯びた玉ねぎ建築もしかり、ロシア正教もしかり、
すれ違うアジア人達がロシア語話していることもしかり。
なぜなんだ。なぜヨーロッパではないんだ!とたまに驚きます。

今まで旅したヨーロッパ大陸の国々は国境を越えても
「うおー全然違う!!」とはそこまで感じなくて、
どちらかといえば「隣の国との間違い探し」に近い感じになるけど、
本当にモスクワは、世界でも有数のオリジナル文化CITY。


そしてそれは、どことなく、ヨーロッパ、アジア、中東との境目である
トルコのイスタンブールを彷彿させます。

これが、ソ連共産党の中枢クレムリン。
アメリカと冷戦してた時代の映画見るといつも敵にされてる。
いかに今回私はハリウッドの作った仮想敵国ロシアイメージに毒されていたのかと実感・・・。

イランに旅したときもそう。中国もそう。知らず知らずに行ったこともない場所の
イメージを植えつけられてる。もう全然おそロシアじゃないから!

おまけ。
これはナポレオンが攻め込んでくる前に田舎&木造だったころのモスクワの絵だって。

萌える・・・・!

次回はモスクワのパーティーレポート!