心感デッサン
2018.09.01 18:35
『風の鳴る』
キーンとつんざく切り裂く空気に
キンキンカンカンと鐘が鳴る
余計に体を引き裂く様だ
わたくしは此の凍てつく空気の中
暑いのだ 暑くて暑くて
今なら水の生物になれる程である
暑くて半袖になり
終いにはランニングになった
点いたり消えたりした
ぼんぼりの灯りももう元に戻っていた
アメンボがぼんぼりの光を借りて
金の輪を描いては消え描いては消え
おお、アメンボよ
お前達は水辺に腹を着けないか
わたくしはこんなにも暑いというのに
あぁ空の涙が月をにじませている
まだ涙を落とさないでおくれ
碇の形
青や緑や金が鳴っている鳴っているまるで其はパブロフ
パブロフの現実模様
わたくしもまたしかり
ぶわんと異次元の壁を超えたなら
其処は広がるのは空ばかり
果てのない空ばかりなのだ
キーンとつんざく切り裂く空気に
キンキンカンカンと鐘が鳴る