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生命と暮らす

2018.09.03 12:28

我が家には、猫が4人いました。

今年の春先までに立て続けに3人亡くして、
今は1人です。



写真は、最初に迎えた2人。

槐(えんじゅ)と蘇芳(すおう)です。



槐は去年、蘇芳は今年。
それぞれ、21歳で亡くなりました。


…長生きしたなぁ。幸せだったかなぁ。





槐と蘇芳の2人を迎える時、
家族や獣医や薬局の方に、
「死に水はとれるか?」と、
何度も何度も、
厳しく問い掛けられました。




あの時の、
肚の底から湧き上がる決意の炎を、
今も忘れません。




可愛いから

好きだから

かっこいいから

一人暮らしは寂しいから

捨てられていて可哀想だから




家族として迎える理由は、
正直、なんでもいいと思います。




大事なのは、

家族の一員として一緒に過ごす愛情と、

幸せなときも、不幸せなときも、共に在るという責任感を、
自分の内側にしっかりと構築していくことかもしれないな、
と感じています。



まるで、結婚の誓いのようですね。



でもきっと、そのくらいの覚悟と自覚が必要なんだと思います。







今年の3月に蘇芳が亡くなってしばらくして、
子猫を引き取らないか、という打診を受けました。


すぐにでも迎えたいと思いましたが、

今の生活ペースなどを考えると、

子猫を一から育てるのは、わたしには無理だと感じ、
お断りしました。


もっと、その子にふさわしい家庭があるはずだ、とも。




お断りして初めて、
生命を共にする重みを感じたようでした。




人間にも、動植物にも、
掛け替えのない生命が、1つずつ。



誰もが、
自分の生命も、誰かの生命も、
大切に扱えますように。