ロンドン留学記:家探し&読書
おはようございます。理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。
無事にテストが通っていれば9/24からマスターコースが始まります。 ですが、寮の抽選に漏れてしまったため、滞在先が未だ決まっていません。
昨日student unionに行ったところあまり良い感じではなかったので、今日はMix Bというサイトを使って検索してみました。
世界各都市の生活情報が調べられるサイトです。 日本人の仲間(プレセッショナルの他のクラス)に教えてもらいました。クラスメートも教えてくれました。
こういうの全然知らないのでホントに助かります。
良さそうな物件があったので、問い合わせしてみました。日曜の夜なので返信は当然ありませんが、明日以降の動きがあると思います。
昨日まで、『どうやって探そう(*_*;』と少し途方に暮れていましたが、おかげさまでサクッと出来ました。
リハ専門職もこういうのを気軽に聞けるコミュニティーがあるといいんですが。。。
その他の時間は、ペーパーバックを読んだり、日本語の本を読んだり、事務的な作業をしたりしていました。
『Bad Science』、面白いですね。。。
一章を丸々使って『Why clever people believe stupid things【なぜ賢い人が愚かなこと(科学的に明らかにおかしいこと)を信じるのか?】』ということを論じていたりします。
ちなみにその理由は・・・
1. 私たちは偶然起きた現象の中にパターンを見出し、それを信じ込んでしまう。
このような推論により人間は、自然の中からパターンを見つけ出して科学の発見につなげてきたので、非常に重要な能力です。ただ、それが暴走すると、全くの偶然でそのようになったのに、「これはパターンがある!!」と思い込んでしまうそうです。
2.平均への回帰
「なにか極端なことが起こるとその次は反対のことが起こりやすい」といったかんじでしょうか?
例えば変な治療に騙されやすい人は・・・・、
①一番腰痛がひどい時に似非科学に基づく治療を受ける
②症状の回復を経験する
③その似非科学に基づく治療を信じる
という思考パターンにはまってしまいがちなんだそうです。(おそらく平均への回帰によって、何も治療を受けなくても症状は改善したのに・・・・)
後はバイアスなども影響しているとのことです。
私も同意見です。文化的な背景や国籍は違えども、同じような思考の落とし穴にはまりがちというのは面白いですね。
あと、おそらくこの作者の方も『ファスト&スロー』を読んでらっしゃると思います。
内容が似ているし、この本はノーベル賞を受賞した経済学者が書いた影響力のめちゃくちゃある本なので。
大学一年生の時の統計の授業でほぼほぼ意識を飛ばしていた私がこんな事を言い出すのもあれですが・・・、(*_*; (勝野先生は腰を抜かすかもしれない。。。)
『リハ職種は、統計の素養があって、サイエンスリテラシーがあることが必須である』と思っていますので、これらの本がもっと読まれるといいなと思いました。
今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
理学療法士 倉形裕史