Naked Angel製作記 最終回~今夜もNakedAngelを作りませう
ここまで長々とNakedAngelの製作について書いてまいりましたが、今回で最後です。
さて積みプラの処分を迫られた流れで「売れるプラモデルを作れ」と家内に言われ、ちょうど良い機会かなとNakedAngelの一つを外箱と中身ともども見せました。
量販店の模型売場に何度か連れて行った事もあるので昨今の美少女プラモ全盛は家内も知ってはいましたが、やはりこの製品にはそれなりに衝撃を受けておりました。
まあしかし“それなり”です。
枯れた夫婦はそんなものです。新婚当初なら泣いて実家に帰っていたかもですが。
「前々からAV好きなのは知ってたけど、こんなものまで買っていたとは…。」
家内曰く、AV好きかつプラモ好きでもある私のために発売された様だとの事。そんな男だらけなんだよ世の中は。売れるからメーカーも製品化してんの!
そして、この完成品が他のプラモデルとは比較にならないほどオークションで売れている事も伝えました。
「売れるくらいに綺麗に作れんの?」
「はい。そこは努力次第ですが頑張ります。それに輸送で壊れづらいし。」
「やけに嬉しそうだなぁ。まあヤル気出たのは良い事よ。」
後々知ったのですが、仕事や介護でプチ鬱病っぽくなり、好きだったプラモデルにも手を出さなくなっていた私をちょっと心配してくれていたそうなのです。
まあいい歳こいてエロ系製作でヤル気出しているのもそれはそれで心配だったそうなのですが。
現金なもので「売ったるで!」と決意すると向上心が芽生えるのも事実。ネットを徘徊しホビコムというサイトで芸術的フィギュアの作者さん達にも出会いました。
そこで交流を始めたのも良い刺激となり、いつしか純粋にプラモデルを作る喜びが戻ってまいりました。
結果的には売上も大した事にはなりませんでしたが、プラモデル再開や、SNSで知り合った人達とこうしてサイトまで立ち上げるキッカケにもなったのですからNakedAngelシリーズにはある意味感謝です。
そして何よりお下劣プラモを作り続ける私をため息つきながらも許してくれている家族にも感謝です。