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ぬはり社短歌会

10月へ・・・短歌誌「ぬはり」10月号発刊

2023.09.27 10:18

まもなく10月になろうとしているのに、首都圏はまだ30度の日が続いています。

今年の暑さは経験したことがないぐらい暑くて、秋は遠くにありにけり・・・というところでしょうか。

きっとまもなく涼しい秋が来るはずと信じて、この文章をつづっています。

短歌誌「ぬはり」10月号を発刊しています。

今回は冒頭の「一里塚」(代表大石連載)において、経木(きょうぎ)のお話が登場します。

実はわたしは経木を知らなくて、ネットで検索してしまいました。

経木とは、木を薄い皮のように削って、おにぎりやお魚、お肉などの食品を包んだり、ちょっとした敷物にしたり、紙の代用品として日本の生活には欠かせない便利なものでした。

ルーツは1000年以上も遡ることができるそうですが、本格的に普及したのは江戸時代のこと。

プラスチックやビニール袋が普及する以前は、こうした自然のものを用いた万能な素材として日本の生活になじんでいたんですね。

いままた、それが再び注目されはじめています。

ハガキ代わりにもできるそうで、わたしもぜひ経木を買い求めて、お手紙を書いてみたいと思いました。


10月号では2か月前の夏の歌が多く掲載されています。

猛暑だった夏を詠んだ短歌も、歌にするとどこか涼しげに感じるのが不思議ですね。

これが実際の肌の湿度と、文字の湿度の違いかなと思ったりします。


まもなく中秋の名月、素晴らしい月を眺めながら一首詠めたらいいなぁと夜空を見上げています。

みなさん、10月号をお楽しみくださいね。