五感 その先
2018.09.03 01:57
視覚
聴覚
臭覚
味覚
触覚
わたし達には五感というものがあって、外部からの刺激をこの五感を使って感じ取り、分析し、理解し、学習し、記憶し、その記憶を使って生命を繋いでいます。
毎日の淡々とした生活の中にも、特別な瞬間にも、起きている時も、寝ている時も、五感を使っていつもいつも、世界を感じ取っています。
誰かの気持ち、想いを表現しようとする時、五感で感じ取っている感覚が、とても大事な要素となって、現れてきます。
親しい友人と旅行に行って、楽しかった。
というお話を伺ったのなら、「親しい友人と旅行に行った時の喜び」という感覚と「親友と過ごせて楽しかった」という感覚を自分の中に探し出し、テラーから受ける感覚と照らし合わせて「この感じが最適」と感じられるものを身体の動きや声などで表現していきます。
同じような体験が自分の中で見つからない時、似たような感覚を探すこともあります。
親しい友人と過ごす楽しさや、旅行の楽しさなどを見つけることができたら、それを基に表現していきます。
*これはあくまでも、わたしの場合です。プレイバックシアターを実践する人がすべて同様に行っているとは限りません。それぞれのアプローチがあることをご了承ください。
誰かの気持ちを表現するとき、自分の中に似たような体験や、似たような気持が見当たらないと、表現できないなぁ…と感じます。
自分の内側になければ、そもそも共感できないので、表現することも困難です。
自分の五感を通してしか、受け取ることも表現することもできないので、少しでも多く共感できるよう、少しでも表現の幅を持たせられるよう、日常を丁寧に過ごすことが出来ると、素敵です(自戒もこめて)