秘密はちゃんと守りましょう。『OLDBOY』
皆さんこんにちは。
井上泉です。
夏休みはいかがお過ごしでしょうか。
僕は、旅行やアルバイトに明け暮れ、
そして暇な時間を見つけてはNetflixで海外ドラマを観る毎日を過ごしております。
おすすめは『マインドハンター』、『ナルコス』、『LOST』の三本です!
こちらも是非ご覧くださいませ。
さてさて、今回紹介する映画は
僕が韓国映画を好きになるキッカケとなったこの作品!
監督:パク・チャヌク
キャスト:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン、チ・デハン
・あらすじ紹介
平凡なサラリーマンのオ・デスは、夜の街で突然何者かに誘拐される。気が付くと、ホテルのような部屋の中に監禁されていた。妻は殺され、策略により、夫である自分が犯人に仕立てあげられていることをテレビのニュースで知る。そして、15年後、なぜか彼は突然解放された。
監禁した相手を探して復讐をすると誓ったデスは、日本料理店で19歳の女・ミドと出会う。店で倒れてしまったデスは、ミドの部屋で介抱され、二人は愛し合うようになった。
突然、犯人・ウジンが目の前に現れた。同級生の協力も得ながらウジンを追うデス。ウジンは言う「お前は愚かだ。問題はなぜ監禁されたかではない。考えるべきは、なぜ解放されたか、だ。」ウジンの動機は「復讐」。自分を監禁したウジンに、デスもまた「復讐」しようとしている。復讐VS復讐。ウジンはなぜデスを恨んでいるのか。なぜデスを監禁したのか。さらに、なぜ15年後に解放したのか。デスは真実を追い求め奔走するのだが……。
2004年の第57回カンヌ国際映画祭に出品され審査員特別グランプリを受賞した今作は、パク・チャヌク監督の復讐三部作の第2作。(第一弾:『復讐者に憐れみを』、第三弾:『親切なクムジャさん』)
主演のチェ・ミンシクは韓国の国民的俳優の一人でもあります。
彼の出演作『ブラザーフット』、『悪魔を見た』、『悪いやつら』、『新しき世界』なども見逃せません!
そして原作はなんと日本の漫画!
土屋ガロンさん、嶺岸信明さんによる同名の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』が原作となっております
皆さんはちゃんと秘密を守れていますか?
ついつい口が滑ってしまって大切な秘密を漏らしてしまい、
人と揉めた経験など一度はあったりするんじゃないでしょうか。
主人公のデスが真実を追う求めるうちに、気づくのは自身の人生の一幕。
過去を振り返り、徐々に真相に近づいていくうちに
自分では何気ない日常の一場面だったある出来事を思い出します。
そして、あるセリフが出てきます。
「砂粒であれ岩の塊であれ水に沈むのは同じ」
自分にとっては、小さな、すぐに忘れてしまうような些細なことでも、それが、他人にとって一生忘れられないほどの傷になっている場合がある。他人に与えた傷は、針の先ほどの小さな傷でも、大きな怪我でも、傷をつけたという事実に変わりはない。…そのような意味。
みなさん、明日から口を慎みましょう。
そして、とにかくオールドボーイを観てくれ!!
ハリウッド版でもリメイクされましたが、
僕は声を大にしてオリジナルの韓国版をお勧めします!
この映画について多くを語りたいのはやまやまですが、
これ以上はネタバレなしには語れません!
この映画の最大の魅力は見終わった後に押し寄せてくる「絶望感」。
評価は総じて非常に高いわりに「後味が悪い映画ナンバーワン」と言われてしまうこの映画。
「ものすごい映画」であり「数年に一本レベルの傑作」であることは間違いない。エグいシーンがいくつか出てきます。苦手な方はご注意。
パク・チャヌク監督の『復讐者に憐れみを』、『親切なクムジャさん』とあわせて
復讐三部作をご堪能ください。