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WR134星雲 処理を進むにつれての画像変化

2023.09.30 02:53

いつもは、出来た画像を載せていただけですが今回は、処理段階における画像をお見せします。

2023年9月23日の撮影です

WR134 

はくちょう座ウォルフ・ライエ星の外側が飛ばされてできた青い星雲。今回は、OⅢとH-Alpha付近の波長帯域透過させてその他はカットするフィルターを使用しています。

完成したのを先にお見えします


中央やや左側にあるのが、今回撮影した WR134 弓上の青い星雲がそうです

構図が少しオフセットしてますが、テスト撮影中、中央右下にある棒状の暗黒星雲が気になりこのような構図にしました

赤い星雲がまわりにうじゃうじゃあるので結果的によかったのかと。ちなみにトリミングしてません。もっと青い星雲がはっきりしてればよかったのですがなかなか思う通りにはいきません。

焦点距離500mmの望遠鏡にマイクロフォーサイズのセンサーの冷却カメラで撮影しています。ガイドを使用していますが、途中で何回か流れてしまったので途中ガイドを停止して撮影しています。300秒露光なので、ガイドなしでも問題ないのですが癖で使用してしまいます。

本題です

まずは、撮影して PixInsightでインテグレーション(スタック)します。スタック後の画像が


青っぽい画像が出てきました。OⅢ と H-Alpha のみ透過するフィルターを使っているのでどうして、青寄りの光と赤寄りの光が多くなってしまいます

この素材から、PixInsghtを使用して画像処理していきます

それほど複雑なことはしていませんが、それなりに時間を要する処理です


PixInsghtで処理し終わった画像です

このくらいで今回は終了させておきます

細かい修正は、どうしてもPhotoshopの方がやりやすいので、最後にPhotoshopで仕上げです



完成したのがこの画像

PixInsghtの機能があまりにも多くてすべてを把握できてません。これを使いこなしたらもっと簡単に色々なことが出来るんだろうけど。

まだまだ奥が深い


最後に

使用機材と撮影データ

鏡筒 Vixen ED81SⅡ SDフラットナーHD+レデューサーHD

赤道儀 Vixen SX2

カメラ ZWO ASI 294McPro

ガイド M-Gen3

フィルター IDAS NBZ 48mm

露出  300S Gain285 31枚をインテグレーション