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【 BOOK】『完全版 生ごみが教える「元気野菜づくり」超入門』、著者:吉田俊道

2023.10.01 16:34

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世界は、法律や武力では変われないようです。やはり一人ひとりの意識が変わることが最初に必要な気がします

でも人の価値観は他人には変えられません

その人の体験によって、自ら変わっていくもののようです

私たちにできることは、菌ちゃん野菜づくり、菌ちゃん人間づくり体験を広めることしかない、、、

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ひとりの力では無力に近くても、仲間が増えたとき、世界は変わります

そしてこの輪に今日からあなたが加わってくれる

なんとわくわくする話でしょう

農業法人(株)菌ちゃんふあーむ代表取締役

大地といのちの会 理事長

吉田俊道(としみち)


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この本には、有機農法の世界にすんでみた私のビックリ体験が書かれています

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しかしそれは、おそらくみなさんにとっても、常識を根底からひっくり返すような新事実だと思います

この地球の事実を、深く心から理解してくださることを願っています

そして、最後まで読み終えたときに、

「自分の小さな行動から、社会は変わっていくものしれない!」

と未来に明るい展望が見えてくれば、著者として、これほどうれしいことはありません


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虫の密集しているブロッコリー🥦を食べてみました

➡︎明らかに、まずいのです

ブロッコリーの味ではあるのですが、辛いというか、エグいというか、どうしても食べ続けることのできない味だったのです

虫のいない場所のブロッコリーを食べてみました

➡︎こちらはおいしいのです

後味がすっきりしているので甘く感じ、次々とつづけて食べたくなるおいしさです

これぞ求めていた、究極の野菜の味でした

この瞬間、それまでの長く厳しい毎日の中から見つけた一筋の希望のように思い、感動のあまり涙が出てきました

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赤峰勝人(かつひと)先生、「循環農法」

➡︎虫も菌もこの世に存在するすべてのものには意味があり、自然界の中で大切な役割を果たしている

といいます

たとえば虫や菌は、人間が食べてはいけないものを食べてくれるから、

「神虫さん」「神菌さん」と呼ぶのです

虫は人間の敵などではないという考え方です

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不健康で元気のない野菜に、虫は好んで寄りつくのです

根本原因は「土」だったのです

「土」で野菜の「根」が決まり、「健康」が決まる

元氣な野菜は、元氣な土がつくる

そして、本当の元氣野菜は、

虫は本来嫌いなのです

県庁の農業改良普及員遠約10年勤めたと述べましたが、老練の普及員になると、たとえ地上部の病気でも、まず土と根の状態を見ます

土こそがいのちなのです

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虫は「もいしくないもの」を教えてくれていたのです

ハエが腐ったものにより多く集まるように、土と野菜の状態が悪いことを教えてくれていたのです

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本当に元気な野菜には、農薬を使わなくても虫が寄ってこない

そんな元気な野菜は、元気な土から生まれる

まず、何よりも土を完全に浄化させることを目指しました

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たい肥さえよければ必ず元気な野菜ができる、というわけではなかったのです

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ジャングル(耕作放棄地)は最初から、微生物の密度がはるかに多いのです

草や木が微生物によって分解されてできたものを「腐食」といいますが、この腐食こそが、さまざまな微量ミネラルを生命のバランスどおりに豊富に含み、野菜に最高のパワーを与えてくれるのです

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そのため、私は微生物のことを、愛情を込めて「菌ちゃん」と呼んでいます

「菌ちゃん野菜づくりこそが植物の栄養源であり、「菌ちゃん」が多ければ多いほど、その土は元気パワーにあふれた土になるのです

◉「耕作放棄地」は宝の山

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土の中に、化学肥料(窒素、リン酸、カリウム)を食べる「菌ちゃん」はいません

食べる物がなければ「菌ちゃん」も生きていけませんから、当然、数が減っていきます

「いのちのリレー」どころか、「いのちの灯火ともしび何が次第に消えていく

次第に弱っていく土からは、当然、栄養化が減少した、農薬なしでは自力で生き続けることのできない、生命力の弱い野菜ができます

しかも化学肥料を使いすぎると、「硫酸性窒素」などの成分が水に溶けすぎて、植物は必要以上に吸収してしまい、葉は波打ち水ぶくれ状態になり、重量はより大きくなりますが、ますます中身の薄いものになってしまうのです

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我が家の子どもたちは、畑で抜いたニンジンも、素手で軽く拭いてそのままガリガリかじることもあります

土が不潔だなんて思っていません

そもそも私たちは土なのです

食べ物を通して土を食べ、土に育てられて生かされているのです

「菌ちゃん」こそ、土のいのちなのです

土壌中の「菌ちゃん」が減り、ミネラルバランスが崩れると、作物は力が弱まり、病原菌にやられるようになります

それを「病原菌のせいだ」と土全体の全生命力を毒ガスで殺す「土壌消毒」を行うと、たしかに作物はとりあえず病気にやられずに育ちます

しかし、生命力の源である「菌ちゃん」とつながっていないのですから、土壌消毒を続けた畑は、問題にならない程度の病害虫が侵入しただけで、逆に破滅的被害を受けるようになってしまいます

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「虫は敵、菌は敵」という洗脳から解かれるべきときが来ています

害虫も病原菌も、不健康な野菜を選んで、不健全な部分だけを食べて風通しをよくし、場合によっては野菜をふたたび健康体に戻してくれることもあるのです

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🟢第1章🟢

野菜にまつわる第誤解

本当にいい元気野菜はどんな野菜?

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◉虫は「まずい野菜」にやってくる

無農薬でも、「おいしく、元気な野菜」には、虫はあまりやってきません

一方、「まずくて、元気のない野菜」には、虫はやってきます

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◉なぜ元気野菜には虫がこないのか?

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虫は高分子の成分を消化・吸収できない

元気な野菜は「セルロース」「ファイトケミカル」など高分子の成分をたくさんつくるので、虫にとって食べにくくなる

➡︎化学的にはこのように説明できます


ここまで

2023/10/02