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親世代が陥るカラダの罠

2023.10.02 12:44

我らが【昭和53年会】のメンバーも、

気がつけば、40代後半を迎えようとしている今日この頃。

そうすると当然のハナシですが、その親世代も当然同じだけ歳を重ねているわけで、、

私事で恐縮ですが、先日我が母 敏子も77歳を迎えた。

ということで、敏子の喜寿のお祝いをするべく一家揃ってお祝い旅行に出かけることとなった。

旅行当日、

品川の自宅から、横浜の実家に敏子をクルマで迎えに行ったのだが、玄関を出てきた歩き方からなんだかその動きがおかしい。

そう言えば、

ひと月前に、電話で今回のこの旅行の日程調整等で電話をした際に、

≪ちょっとつまずいた≫

みたいなことを言っていたのを思い出した。

≪ちょっと≫、 と言っていたのでさして気にも留めていなかったのだが、
どう見ても歩き方がおかしい。

こういう時、こういう仕事をしているとついつい仕事モードが発動してしまう。

宿泊先までの道中、敏子の身体の状態を聴いてみると、

どうも自宅の駐車場で、ご近所の方に挨拶をされてそちらに向かおうと駐車場のロープを跨いでいこうとしたら、そのロープに足を引っかけてバランスを崩し、左足首を捻ったそうなのだ。

その後すぐに、近所の整形外科を受診してレントゲンを撮ったが骨には異常はなく、軽い捻挫でしょうと診断されて大量の湿布を処方されて帰ってきたそうなのだ。

それがもう、1ヶ月前のハナシ。

だが、相変わらず長時間歩くと痛い上に、
本人曰く、一行に腫れがひかないとのこと。

そんな話を、息子である自称カラダの専門家が聞いているのだ。
しかも千葉の鴨川の温泉旅館に向かっている。

さすがにこれは、放置はできないでしょう。

ちなみに、これまた私事で恐縮ですが、

今まで、

10年前に亡くなった父にも2つ上の兄にも施術はしたことがあるのですが、
母親だけはまだしたことがなかった。

それは何も私がしたくなかったわけではなくて、過去何回か母親の調子が良くない時に施術をしようかと聞いたらその度に断られていたのだ。

(ま、もちろんその態度に私も大人げなく腹を立てていましたが・・・)

しかし、さすがに今回は温泉上がりに身体をみてあげると言ったら、
さすがの敏子も今回ばかりは断ることはなかった。


さて、

ここからが本題ですが、

多かれ少なかれ、我ら親世代がこれと同じような状況になる可能性が高いと思いますので、
この『親世代が陥るカラダの罠』について記しておこうと思う。

まずは現状の確認。

痛みを自覚し、張れがひかないと自覚しているのが左脚。

転倒した時も、右足でロープを跨ごうとして足先が引っ掛かりバランスを崩して立て直そうとした時に、左足首を捻ったそうなのだ。

そしてとにかく本人は、

≪腫れが引かないので、なるべく動かさないようにしていた≫

と言うのだ。

おそらく本人の気持ちの中でもこの旅行までには治したいという想いからの行動であったのだと思う。

ただここで発生しているカラダの問題点というのが、

【足首が治る=腫れがひく】

という定義付けになってしまった点なのだ。

腫れているからこそ、まだ炎症が収まっていない状態であるし、
だからこそ、あまり動かさずに腫れがひどくならないよう負担をかけないように生活をしていたという図式になっていた点なのだ。

だが、

実際に敏子の足に触れてみると、
その今の状態は、≪腫れ≫ではなくて、ある意味で ≪むくみ≫。

そして、顕著な足首のかたさなのだ。

結局のところ、はやく良くなりたいという想いから
足首を極力動かさずにいた行動パターンが、結果的に動かず足首がかたくなり、その状態が足がむくんでしまう状況を生んでいたのだ。

もちろん、捻った直後からの数日間はある程度、足は腫れていたのだと思う。

だが、それがいつどのタイミングからむくみに変わっていったのかなんて、当然本人はわかるわけがない。

しかも、施術をしながらよくよく話を聞いていくと、

普段は洗濯物をたたむ時などは、正座をしてその作業をしていたのだが、
最近は腫れがひどくなると思って、その正座すらも避けていたというのだ。

もちろん、歩くことや正座にしても捻った後の数日は、どうやっても痛かったのだと思う。

ところが、

それがある時から、動かさないことが痛みを出してしまうことに変わっていってしまっていたのだ。

このように、

本当になんてことの無い軽い怪我的なことから始まり、段々と動かなくなってしまうこの図式こそが、


『親世代が陥るカラダの罠』

なのだ。

この罠の最大のポイントは、

良くなりたいという気持ちが、結果的に動かないで改善しない行動パターンを生んでしまうところにある。

そしてもうひとつ厄介な点がこの、

≪なんとなく安静ししていたほうが良くなる≫


という思い込みなのだ。

もちろん、外傷直後の痛みのひどい数日間は安静にする必要性はあります。

が、どういう状態であっても安静でいる期間の原則は最低限であるべき。

カラダは動いて改善して、取り戻していくものなのです。

改めて、その時に敏子に伝えたこと・


・今の状態は、≪腫れ≫はなくて ≪むくみ≫であるから動いてok。
・≪腫れ≫ではないので、もう湿布はしないでよい。

(※結局湿布をする行為が、まだ怪我状態という認識を生むので悪循環)
・正座も、、むしろ積極的に行うよう伝える。痛くなったらやめればよい。

大切なことは、

安心して動いていいよ、と伝えること。

そんなことを、お祝いの宴席前の湯上りの時間を使い
敏子への初の身体調律セッションができました。

ある意味でこれが、一番の親孝行になったのかもしれない。

※身体調律セッションを実際に受けてみたい・体感してみたいという方は、

公式HPよりご予約ください。

・身体調律スタジオU公式HP

https://bodytuningstudiou.storeinfo.jp/pages/6321659/page_202208081550

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