NASCAR観戦ガイド Xfinity Series
こんにちは。
再びNSACARのレース観戦に行ってきました。今回は1人で観客席からの観戦です。
アメリカのダラスの方にあるTexas Motor Speedwayでの開催だったので去年に続いての参戦です。去年との違いは、一人であること、車で行ったことです。片道500マイル(約800㎞)、休憩をはさみながらの運転で約10時間といったところです。運転してみると案外近く感じました(笑)
今回は観客席からということで、これから観戦をしたいと思っている人に向けての観戦ガイドのような記事にしたいと思います。また、観戦した席が違うのでXfinity SeriesとCup Seriesを分けて書きます。
Xfinity Series観戦ガイド
※Texas Motor Speedwayの場合
・チケット
まずはチケットの取り方からです。レースが開催されるサーキットのHPにアクセスして、イベント情報をチェックします。そこからチケットのオンライン購入ができます。チケットはいくつかの種類が用意されているので、自分が望むグレードのチケット買いましょう。もう一つの方法は当日にサーキットのチケット売り場で買うことです。実はXfinity Seriesはガラガラなので当日に窓口で十分いい席を買うことができます。また、子どものチケットはとても安いようです(詳しくはチェックしていません)。Texas Motor Speedwayの場合Xfinity Seriesの最安席の値段は23ドルでした。特別な駐車場を希望しない限り、駐車場は無料です。レースウィークにはサーキットで様々なイベントが組まれるので、公開されているスケジュールを確認して、希望するイベントを見逃さないようにしてください。
・ファンゾーン
サーキットの入口付近にはファンゾーンと呼ばれるスペースがあります。ここではドライバー、サーキット、NASCAR公式グッズの販売、スポンサーのプロモーションブース、レースカーの展示、飲食物の屋台、ドライバーのトークショー、プロレス(テキサスだけやろな。笑)等々、かなり多くの物販や展示があります。スポンサーブースでは無料でグッズを配っていたり、グッズが必ず当たるルーレットができます。アメリカ人はそういうのが好きなのかどこのスポンサーブースでもルーレットに長蛇の列を作っていました。
ファンゾーンは大抵8:00am頃に空きます。そんなに早く言ってどないすんねんと思うかもですが、じっくり物販やスポンサーを見たいなら開場と同時くらいに行くのがベストです。時間が立つと混んできます。ファンゾーンはチケットがなくても楽しめます。
そして、ミシガンほどではないもののNASCARグッズのフリーマーケットのテント小屋もサーキットの近くにあったりします。これは各サーキット要チェックですね。私は今回も「有意義な無駄遣い」をしました(笑)非常にええもんを買うことができました。
・服装
テキサスは9月でも暑いです、真夏です。去年に続き今年も40度近くいきました。熱中症対策をしっかりとしてください。飲み物は多すぎるかな?っていう位持っていくのが良いです。タオルも必須です。日焼け止めもあった方がいいでしょう。サーキットの外も中も日差しを遮るものがないので、何時間も直射日光を浴びることになります。また、サーキットは広く、かなり歩くことになります。歩きやすい靴で行くことも大事です。天気も良くチェックしてください。雨が降るとレース開始が遅れたり、中断したり、延期したりしますが会場に着くまでどうなるなかはわからないです。Walmart等に売っているポンチョ型のカッパが便利です。
・サーキット入場
入口でチケットを見せて入場です。サーキットには飲食物の持ち込みが可能でしたが、未開封のものに限ります。クーラーボックスも持ち込み可能ですが、ソフト素材のものに限ります。サーキット内にはバー、飲食物の屋台、ちょっとしたグッズ販売店等、色々なものがあります。再入場も可能なのでプラクティスや予選を見てから一度出るというのも可能です。もしプラクティスや予選も見たいのなら、スケジュールもチェックしてファンゾーンとの時間配分をうまくとりましょう。
・レース前
レース前にはドライバー紹介、お祈り、国歌斉唱、エンジンスタートプロトコル等のイベントがあります。トラックパスやピットパスというものを買っているとドライバー紹介のステージ間際や花道、レースカーが停まっているピットボックスまで行けます。ドライバー紹介はサインを貰う絶好のチャンスです。今回のトラックパスは75ドル、特定のチケットを買うと50ドルでした。レース前までの席は自由です。フェンス際まで行って歓声やブーイングを送ることができます(笑)また、国会斉唱の後には米軍の飛行機などが飛んできます。飛行好き、ミリタリー好きにはこれもまた楽しみの一つです。
・レース観戦
モータースポーツ界で一番有名なセリフ「Drivers, start your engines!!!!!」を聞いた後は、自分の席に戻ります。Xfinity Seriesは40ドルと安かったこともあってここから見ました。
ホームストレッチのスタート/フィニッシュラインのほぼ真ん前です。ホームストレッチ沿いの席は少し広く、前に物が置けるテーブルのようなものもあります。ここにポテチ、お弁当やビールを置いての観戦です。ただ、席は固いのでクッションは必須です。今回はタオルを引いて凌ぎましたが、お尻が二つに割れるところでした(笑)
この席からのビューはこんな感じです。
いやー車が近い!!ガレージパスを貰った時よりも間近で300㎞近い速度を体感できます。フォーメーションラップでゆっくり走っている時はじっくり見ることができます。ぜひ推しドライバーのグッズをかざしてあげてください。案外ドライバーからは見えているそうです。
そして、スタートの迫力はたまらないです。耳栓は必須です。耳栓がないとガチで耳が壊れる可能性がありますので注意してください。一緒にスタートを見てみましょう。
この距離でV8直管の車約40台が一斉にアクセル全開させる音は耳からだけでなく地面からも身体の奥まで響いてきます。
この席で感じたことを挙げていきます。メリットかデメリットかは人それぞれだと思うので各々で決めてください(笑)
・案外壁が邪魔になることがなく、レースカーを間近で見られる
・レースカーが起こす風圧を感じられる
・非常に見にくいがバックストレッチが見えないこともない
・タイヤの焼けた匂いを感じられる
・レースカーの音を身体で感じられる
・下段なので直射日光を遮るものがなく、晴れていると暑い
・レースカーの速さを間近で感じられる
・逆に言うと一瞬で通り過ぎる
・クラッシュやスピンで芝生に突っ込んだ際には、芝生や土埃が飛んでくる
・レース後のバーンアウト時にフェンス際に寄りやすい
・足元が広く、テーブルもあるので快適
私はタイヤの焼けた匂いが感じられることと、レースカーが案外よく見える、席が広くテーブルもあるということで、この席が非常に気に入りました。
では、今回のXfinity Seriesの勝者John Hunter Nemechek(ジョン・ハンター・ネメチェック)のバーンアウトを見てみましょう。このドライバーは去年のTexasのレースではクラッシュしてリタイアでした。しかし、その欠片を拾ってきました。今年のミシガンで欠片にサインをしてもらい、そのミシガンのレースでも勝ちました。今シーズンはこれで7勝目と絶好調です。まぁ、別にファンではないのです。むしろ勝たれたら面白くないと思っています(笑) 因みに父親のJoe Nemechek(ジョー・ネメチェック)、叔父のJohn Nemechek(ジョン・ネメチェック、トラックシリーズドライバーの時に事故死)もNASCARドライバーです。
ついでにガッツポーズも載せておきます。
最後に我らがParker Kligerman(パーカー・クリガーマン)ですが、彼も最近は好調で常にTop10に食い込んでくる走りを見せてくれています。
今回のレースでは惜しくも2位でした。最後の数周はJ・H・ネメチェックとのいいバトルを見せてくれました。その数周の間は立ちっぱなしで声援を送り続けているほど興奮していました。いやー、本当に惜しかった。パーカーのXfinity Series初勝利をこの目で見れたらどれだけ嬉しかったことか。
レースに勝って自らレポートしてからの「勝者は私です」のコメントが早く見られることを祈っています(笑)
最後にパーカーのピット作業を見ましょう。
今回は以上です。
次回はCup Series観戦ガイドです。
ではまた。