勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~洗面用水栓編
機能とデザイン性が向上
清掃性や省エネ性が向上し使いやすくなった洗面用水栓。最近は、機能だけでなくデザインが優れているものも多い。
多彩な機能で洗面での作業が快適に
最近の水栓は、手洗いのしやすさはもちろん、清掃性や省エネにも配慮した様々な機能が搭載されている。
例えば、水栓の先端をホースのように引き出せるタイプは、可動範囲が広く、掃除の際にも操作しやすい。水栓をリフトアップして吐水口を高くできるものもあり、洗髪の際でも水栓が邪魔にならず、花瓶など高さのある容器にも水が入れやすい。
また、水の出し止めをセンサーで行う水栓もある。ハンドルに触れないため、衛生的で水栓のまわりが汚れにくい。出しっぱなしを防ぐことができて、節水にもなる。
他にも、除菌水を吹きかけて汚れにくくするものや、水ハネが少ない吐水を実現したタイプなどもある。
水栓の種類
単水栓は最近では洗濯機用水栓や屋外水栓に使用されることが多く、一般家庭の洗面水栓では混合水栓が主流になっている。
【知っておこう!】交換時は設置方法と取り付け穴タイプが同じものを
水栓の交換は、現在取り付けられている設置方法、取り付け穴のタイプが同じものであれば可能。ツーホールタイプであれば、ツーハンドルからシングルレバー(またはその逆)への交換も可能だ。
ワンホールタイプで取り付け穴のサイズが大きい場合は、専用アダプターを使うと取り付けられる。
設置方法
▲立ち上げ水栓 台や洗面器に設置
▲壁付け水栓 壁に設置
取り付け穴タイプ
▲ワンホール 取り付け穴が1つ
▲ツーホール 取り付け穴が2つ
▲コンビネーション(ツーホール) 取り付け穴が2つ。吐水口と操作ハンドルが別々
▲スリーホール 取り付け穴が3つ。吐水口と操作ハンドルが別々
便利な機能いろいろ
ホース引き出し機能
ホース付きタイプ(TOTO)
吐水口が引き出せて、洗面ボウルの隅々まで流せる。バケツの水汲みにも便利。
水とお湯を使い分ける
エコシングル(TOTO)
水と湯の境がクリック感でわかる。知らないうちに湯を使うことがなくなり省エネに。
撥水機能
撥水水栓(KVK)
撥水膜コーティングで水を弾く。水アカや汚れが付着しにくいため、お手入れが楽に。
除菌機能
アクアオート「きれい除菌水」搭載(TOTO)
使用後に除菌水のミストを自動で排水口に吹きかける。排水口の気になる菌を抑制し次の人も気持ちよく使える。
タッチレス機能
センサー付き水栓(SANEI)
センサー部に手をかざすだけで吐水ができる。水栓に触れないため感染症予防に最適。
泡沫吐水
節水泡沫(LIXIL)
空気を含んだ肌当たりの良い吐水、水ハネが少なく優しい洗い心地。節水にも効果的だ。
おしゃれな水栓いろいろ
エッセンスシリーズ(グローエジャパン)
3種類のカラーそれぞれに鏡面とマットカラー仕上げの全6色展開。様々なインテリアに合わせてコーディネートを楽しめる。
加飾シリーズ サクラ(KVK)
マットホワイトの本体部分にサクラの絵柄がプリントされている。白い洗面ボウルとも合わせやすい。
いちりん(SANEI)
本物の竹でできた本体と吐水口は曲げた銅板を使った水栓。日本の伝統が感じられるデザイン。
【知っトク】ポップアップ式水栓は同じメーカーのものと交換
取り付け穴タイプが同じであれば、どのメーカーの水栓へも交換が可能。しかし、ポップアップ式水栓の場合、ポップアップ棒の穴位置がメーカーによって異なるため、TOTO→TOTO、LIXIL(旧INAX)→LIXILというように同じメーカーの水控に交換するのが一般的だ。
ポップアップ式水栓交換の際は、現場写真や型番を水栓の販売店に伝えよう。
リフォマガ2023年4月号掲載