「迷惑、上等!」
「かなしい?いや、かなしくなんかない」
息子、40日ぶりに学校行く
かなりのすったもんだ
まず行くと言ったものの
「みんなに迷惑かけるから行きたくない」
「学校へ行っても授業もまともに受けられないから、
みんなに笑われるどうしようもないオレが生きていていいのか?」
「みんな、オレを迷惑な存在だと思っている」
と泣き叫び、家から出ようとしない
「みんな、迷惑かけて生きているんだ!
迷惑、上等。それでいいんだよ!何が悪いんだ!
言ってみろ、何が悪いんだよ!
私の人生に迷惑かけてる?私の人生をお前が勝手に決めるんじゃないよ
お前はお前の人生を生きるんだ。ワガママだと思われたっていいじゃないか!それの何が悪いんだ!
誰もあんたを笑ったりしない
笑っている奴がいたら、連れてこい!
張り倒してやる!
いいか!忘れんな、自分を大切に生きろ」
もう、児相に通報されるレベルの感じですね
はい。
息子を夫と二人がかりで車に乗せて学校へ
学校へ着くも
玄関のベンチから入ろうとしない息子
担任の先生が
優しく声をかけて、泣きじゃくる息子を優しく包み込む
「よく来てくれたね、頑張ったね」
その言葉に息子は泣き止む
みんな笑うし、怖いから誰にも会わずに教室へ行きたい
と息子
深く帽子をかぶせて、誰にも会わないように
担任の先生と私でガードしながら教室へ
教室へ着くと落ち着きを取り戻し、
ポツリ、ポツリと話を始めた息子。
担任の先生と今日はどうやって過ごして何時頃までいられそうか話をする
息子の気持ちを優先に決して無理はしない
水分補給をして
笑顔を見せる息子
給食も教室で
教室には担任の先生以外は入室しない事
他の生徒さんとは接触しない事を
担任の先生から話していただいた
しばらくはできそうな教科だけの授業で
帰りたくなったらいつでも帰れる事も約束
玄関からではなく、
裏口からそっと登校してそっと下校する事にもした
行事も行きたくない、不安なものは参加しない
「今は学校へ行き、給食を食べて、担任の先生と話をする」
それが目標となった
甘い!
そう思われる方々もいるだろう
この世には色々な考え方があるのでかまいません
ひとつだけ
息子は怠けているわけでも弱いわけでもありません
優しく自分に厳しいのです
そして、誰よりも学校に行きたい
友達と遊んだり、一緒に勉強したいのです
でも、今の彼にはそこまでのエネルギーがないだけです。
エネルギーがないのと、怠けているのとは
全く、全然、違います。
苦しみ、もがいています。
学校から帰って来た息子は
「学校、楽しかったよ」と言っていました。
たわいもない話をしながら夕食を食べて
今日は頑張ったね、と乾杯しました。
少しずつです。