プロだからこそこだわりたい。お客さんのためにも自分のためにも。
久しぶりに、新しいシザー(鋏)を手に入れました。
今回は、少しこだわってシザーをチョイス。
中央のネジ部には、開閉をスムーズにするためのベアリングが圧入してあります。さらに、開閉時の両刃の当たりが綺麗になるように、バネも仕込んであります。
手に持つグリップ部は手が疲れにくい立体構造。持った時に、柔らかくフィットする感じと、広い可動域を持たせてます。
そして、1番大切な刃の部分は、センターに厚みを持たせた剣刃仕様で、少し重量をもたせパワーで鋭くカットするようになってます。
これで、お客さんの大切な髪を鋭くカットする事で、カットによる髪のダメージを最小限にできます。
シザーの切れ味は、髪をダメージから守る大切な項目です。だからこそ、シザーにはこだわりをもってチョイスしています。髪は、女性の命ですからね。
それと、切れ味がいいとカット時間の短縮にもなるんです。リズミカルにカットできるし、余計な力を入れなくていいから、カットのペースが落ちない。最小限の開閉回数でカットできれば、その分時間短縮になる。仕上がりの時間が短くなれば、お客さんの自由時間も増えるし、僕自身も余裕がある仕事ができるからね。
だからこそ、鋭く綺麗にカットできるシザーが必要になるのです。
聞いたことは無いけど、シザーを作る職人さん達も、きっと同じ想いだと思います。そうでないと、素敵なシザーは作られないですから。職人さんと僕の想いを乗せて、一人ひとりの髪を綺麗にカットしていきたいと思います。
最後に。
今まで使ってたシザーは、使わないから御役目御免ってわけじゃなく、きちんとメンテナンスして、ジュラルミンのケースに入れて保管します。
基本的に保管したままですが、メインのシザーをメンテナンスに出す時には、予備のシザーとして登場してもらいますから、保管前のメンテナンスはすごく大事なのです。
ちょっと、シザーについて熱くなっちゃいましたが、知られざる僕の想いなのです。