ジパング ~再び~
6年ぶりに作譜をブラッシュアップ。前投稿(下記******以下参照)の、「当初の作譜時、曲のあまりの速さに耳コピーができず、持っていたアナログレコードのシングル盤で、規定の45回転ではなく33回転に落として(当然調性も落ち(変わり)、ボーカルも変な男声に変化)ようやく聴きとれたもの。ただ調性を変ホ長調に再変換するのに手間がかかった」という記載に、そうだったなあと。今回、stringsを追加し、前回ピアノで記した箇所や、原曲ではトランペット?のパートでこれと思う箇所も移す。そして、前回「半音上昇→ストンと落ちるフレーズが繰り返され」、と記したギターの軽快な伴奏箇所を入念に再現しました。なお、前回聴き取ったコードと違う箇所がいくつか出てきたので、ベースの聴き取りを再度正確に行う。そして完成版を下記に。
イントロは、
E♭|A♭7|Gm|B♭7|E♭|E♭|F|F|B♭7|B♭7|E♭ A♭7|E♭ B♭7|
第1主題は
E♭|E♭|E♭|E♭|A♭|B♭7|E♭|B♭ A♭/B♭ B♭ A♭/B♭ B♭7|
E♭|E♭|E♭|E♭|A♭|B♭7|E♭|E♭7|
第2主題は
A♭|A♭m6|Gm7|C7|F7|B♭7|E♭ A♭|E♭ B♭7|
サビは
E♭|A♭|E♭|B♭7|E♭|A♭|F7|B♭7|E♭ A♭m|E♭|
第3主題は
A♭M7|A♭m6|Gm7|C7|Fm7|F7|A♭/B♭ B♭7 A♭/B♭|A♭/B♭ B♭7 A♭/B♭ B♭7|
サビ2は
E♭|A♭|E♭|B♭7|E♭|A♭|Gm|Cm|F|B♭|E♭ A♭|E♭|
第4主題は
Fm7|Fm7|A♭m7/B|A♭m7/B|Gm7/E♭|Gm7/E♭|B♭7|B♭|
この後、歌詞2番の繰り返しがあり、第4主題の最後の Gm7/E♭ を3小節に延ばし、エンディングは
Fm7|A♭m7/B|E♭|E♭
やはり素晴らしい。「ピンクレディーにとどまらず、全曲の中でも屈指のfavoriteに入るのでは」という前回のコメントを繰り返すとともに、今回新たに刺さった箇所があります。第1主題の7小節目、最初の1拍で、トランペットでE♭音が短く一音だけ入る(=「ドッ!」)のですが、この一音、新たなmy favorite に! 超マニアック!
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いよいよピンクレディーです。この曲をmy best favoriteということに。
1979年、作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一。手元収録CDは「ピンク・レディー ベスト」(そのまんま?) 作譜は変ホ長調、BPM174、ピアノ、ベース、ドラムスの編成で。これも、ベースパートを後から追加し、長らく空になっていたのを、本記のため2日で埋めました! なお、当初の作譜時、曲のあまりの速さに耳コピーができず、持っていたアナログレコードのシングル盤で、規定の45回転ではなく33回転に落として(当然調性も落ち(変わり)、ボーカルも変な男声に変化)ようやく聴きとれたもの。ただ調性を変ホ長調に再変換するのに手間がかかった記憶あり。今回、ベースパートを再作譜して、コードが違うようなところは併せて変えました。
超快速の明るいメロディーが疾走。まず、イントロ~第1主題にかけて、ベースやエレキギターの8分音符で刻む伴奏は是非再現したいと。特に、半音上昇→ストンと落ちるフレーズが繰り返され、従来のピアノの左手パートとユニゾンでベースパートにも入れましたが、オリジナルよりも断然強調されました。
そして、第2主題。第1主題のラスト、E♭から一瞬(1拍)E♭7を経てA♭へ接続するところから、少しメロディーがのびやかに変わり、コード進行が
A♭|A♭m|Gm|C|Adim|B♭ B♭7|E♭ A♭|E♭
最初のA♭→A♭mと陰るところ、次のGm→Cとパッと不思議な明るさに変わるところ、素晴らしい。
サビもシンプルなメロディー、シンプルなドミソやドファラのコード進行ながら和音の只管明るい響き。コードは
E♭|A♭|E♭|B♭|
E♭|A♭|F|B♭ B♭7|E♭ A♭m|E♭
Fはドッペルドミナント。そしてA♭m、ここはA♭でもいけそうですがマイナーコードで断然印象的に。
そして、次の第3主題? 間奏部のような小さなパートですが、コードが
Fm|Fdim|Gm|C|Fm7 F7|B♭
と移る中で、やはりGm→Cがあります。そして4拍の中でFm7→F7と明るく変化するところも見逃せません。
さて、best favorとなると、第2主題のコード進行か、純粋に明るいサビを取るか、です。僅かに第2主題か。
いやもう、ピンクレディーにとどまらず、全曲の中でも屈指のfavoriteに入るのでは。シングル盤レコードの回転を落として耳コピーという手間暇もかかってますし。
(2017年3月21日 投稿)